第46期五番勝負第2局 Feed

2020年1月26日 (日)

感想戦

大盤解説会場から対局室に戻った両対局者は、感想戦をはじめました。

Photo_90 (第2局を居飛車で制した里見女流名人。11連覇に王手を懸けた)

Photo_91 (連敗スタートとなった谷口女流三段。ここから巻き返せるか)

Photo_92

Photo_93

Photo_94 (感想戦の様子)

以上で本局の中継を終了いたします。ご観戦いただきましてありがとうございました。第3局もお楽しみに!

(潤)

両対局者が大盤解説会場に

対局室での主催紙インタビューを終えたあと、両対局者は大盤解説会場に姿を見せました。

Photo_82 (大盤解説会場のステージ上に登壇した両対局者。福崎九段が本局について尋ねはじめた)

Photo_83 (福崎九段の質問に答える里見女流名人)

Photo_84 (時折、笑顔が見られた)

Photo_86 (谷口女流三段にも笑顔が見られた)

Photo_88 (両対局者は来場者にひと言ずつ挨拶を述べ合うと、大盤解説会場をあとにした)

Photo_89 (両対局者が去ったあとも、たくさんの方が大盤解説会場に残っていた)

(潤)

主催紙インタビュー

対局終了後、両対局者に主催紙インタビューが行われました。まずは里見女流名人から。

Photo_80 (11連覇まであと1勝とした里見女流名人)

―― 本局はいかがでしたか
里見 早い段階で力戦になって、あまり経験のない形になりました。1手1手、考えながら指そうと。

―― 昼食休憩の局面(54手目△5五銀)はいかがでしたか
里見 そんなに自信はなかったです。本譜でも自信はなかったのですが、いちばん自然かなと思いました。ゆっくりとした展開にできたのはよかったかなと思います。

―― その後はいかがでしたか
里見 自玉が堅いので、攻めに専念できるようになったとは思いました。ただ、読みきれてはいなかったです。

―― 優勢になったと思ったのはどのあたりですか
里見 101手目に▲8五歩と桂を取って、後手玉が見えてきたので優勢になってるかなと。

―― 2連勝スタートとなりました
里見 2局とも力戦の形になりましたが、力は出しきれているように思います。

―― 本局は地元対局でした
里見 昨日の前夜祭から励まされていて、本局でいい結果を出すことができましたし、3局目につなげていきたいと思います。

―― 次を勝てば11連覇となります
里見 第3局まで少しありますし、先後も決まっていますので勉強して臨みたいと思います。

Photo_81 (谷口女流三段にもインタビューが行われた)

―― 本局を振り返ってください
谷口 序中盤はまずまずだったと思いますが、74手目の△4八銀がよくなかったかなと。ただ、調べてみないと分からないです。

―― 66手目の△6四角では、控室では△4六銀も検討されていました
谷口 そちらでしたかね。本譜でも指せるように思って選んだのですが、そのあとに悪手を指してしまったように思います。

―― これで2連敗となりました
谷口 連敗スタートは慣れているといえばそうなのですが、第4局の千葉県野田市の関根名人記念館でも準備を進めていただいていると思いますので、次局は絶対に勝たなければいけない一局です。ただ、気負わずに臨みたいと思います。

(潤)

里見女流名人が開幕2連勝

200126113

第46期岡田美術館杯女流名人戦五番勝負、第2局は里見女流名人が勝ち、開幕2連勝となりました。終局時刻は16時15分。消費時間は、▲里見香2時間18分、△谷口2時間59分(持ち時間は各3時間)。第3局は2月11日(火・祝)、岡山県真庭市「湯原国際観光ホテル 菊之湯」で行われます。

(牛蒡)

寄せを目指す

20200126105 図は16時頃の局面。里見女流名人は金を7九でなく6九で取られる形にしておいてから寄せを目指しました。井上九段は「終局が近くなったと思います」との感想を述べています。

谷口女流三段、残り20分を切る

2020012698 △4六成銀としたところで谷口女流三段の残り時間が20分を切り、19分となりました。里見女流名人の残り時間は53分で、残り時間の差がそのまま形勢の差とも言える展開となっているようです。第1局は途中から差がついてしまいましたが、本局では谷口女流三段に粘りの順は見られるでしょうか。

Photo_79 (朝の谷口女流三段。粘りを見せられるか)

(潤)

福崎九段の見解

2020012685 図は15時15分ごろの局面。控室では福崎九段が「里見女流名人が優勢を保っていますね」との見解を示し、「こういった角打ちの絡め手もそうですが、居飛車穴熊の指し方というかツボを心得ていますよね」と、里見香奈女流名人の指し回しのうまさを褒め称えました。

Photo_77 (控室で主催紙の記者に解説する福崎九段)

Photo_78 (解説にも熱がこもっていた)

(潤)

井上九段が大盤解説会にゲスト出演

13時50分、大盤解説会場では次の一手が出されており、その再開時に井上九段がゲスト出演しました。

Photo_71 (大盤解説会にゲスト出演した井上九段)

Photo_72 (次の一手の当選者を発表。いきなり連続で女性が当選した)

Photo_73

Photo_74 (解説会場は人だかりだった)

Photo_75 (受け付けで販売されていた今期女流名人戦の記念扇子)

Photo_76 (解説会が行われている「縁結び交流館」。出雲文化伝承館の敷地内にある)

(潤)

先手優勢に

2020012665 午後になって、谷口女流三段がうまく指しているの評判があった本局ですが、図からの△6四角を井上九段は疑問視しており、代えて△4六銀▲同銀と捨ててから△6四角なら後手が面白かったのではないかと解説しました。進んで下図の▲4四歩が絶好の一手と井上九段は述べ、里見女流名人が優勢になったとの見解を示しました。

2020012679

Photo_68 (継ぎ盤の検討。本譜も同様に進んだ)

Photo_70 (本局のスポーツ報知新聞観戦記を担当する内田晶さんに解説を行う井上九段)

Photo_69 (「ちょっと差がついてきましたかね」と、里見女流名人優勢の見解を示した)

(潤)

大盤解説会

13時30分、現地では福崎文吾九段と藤井女流1級による大盤解説会が始まりました。

Photo_64 (解説会はまず、福崎九段からの注文で藤井女流1級の自己紹介で幕を開けた)

Photo_65 (福崎九段)

Photo_66 (藤井女流1級)

Photo_67 (解説会場は大入り。開始時ですでに150人を超える方が詰め掛けていた)

(潤)

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