第38期五番勝負第1局 Feed

2012年1月16日 (月)

終局後インタビュー

清水女流六段

 ―― 勝ちを意識されたのはどの辺りでしょうか?

 「勝ちを意識している暇はなかったです。手応えは……(94手目)△7六飛としたときに感じました」

 ―― 四間飛車は想定していましたか? それとも意外でしたか?

 「第1局は振り駒なので、何も考えないようにして臨んでいたので特にありません」

 ―― 清水女流六段の先勝となりました。

 「どのタイトル戦でも挑戦者先行のほうが盛り上がるので、良かったかなと思います。

 ―― 第2局に向けて抱負をお願いします。

 「第2局は先後がわかっているので、しっかり作戦を立てて臨みたいと思います」


里見女流名人

 ―― 再度四間飛車を採用されましたが?

 「4日前に指して自分なりに準備してきたつもりだったので、先手番なら1つの作戦として考えていました」

 ―― 形勢はどのように考えていましたか?

 「ずっと苦しかったのは意識していました」

 ―― 昨年に引き続いて地元での対局でした。

 「そうですね。地元で第1局を開催させていただいて本当に嬉しかったです。
  結果は残せませんでしたが、次につながるようにしっかり準備していきたいと思います」

 ―― 第2局での巻き返しに向けて抱負をお願いします。

 「次の対局までには自分なりにしっかり対策を立てて挑みたいなと思います」


(若葉)

2012年1月15日 (日)

大盤解説会場へ

281
(大盤解説会場へ向かう里見女流名人)

293
(両対局者が大盤解説会場で簡単な感想戦を行った。先に入ってきた里見女流名人に向かって、森九段は「残念だったね」と声をかけていた)

303
(清水女流六段)

320
(里見女流名人と早水女流二段)

(翔)

終局直後(2)

261
(両対局者がインタビューを受けている)

268
(インタビューを受ける里見香奈女流名人)

263
(清水市代女流六段は扇子であおいでいた)

(翔)

終局直後

252
(インタビューに答える清水市代女流六段)

254
(敗れた里見香奈女流名人)

(翔)

清水女流六段、復位に向けて先勝

_134女流名人位戦第1局は17時12分、134手までで清水女流六段の勝ちとなりました。消費時間は▲里見2時間57分、△清水2時間59分(持ち時間各3時間)。清水女流六段は3期ぶりの女流名人位に向けて好スタートを切りました。

(翔)


後手勝勢

_92
図の△6八歩成に▲同飛は△7六飛が厳しい手です。△7九飛成と△4六飛の狙いが残ります。
検討陣に形勢を尋ねると「後手が勝ちそうですね」と東七段。中村九段も「清水さんが勝勢ですね」。

153
(苦しい里見女流名人、地元の声援を受けて挽回できるか)

(翔)


検討陣

241
(大盤解説会から戻ってきた早水女流二段。2回出された次の一手の正解はいずれも早水女流二段が挙げた候補手で「(当選者にプレゼントされる)色紙2枚もらえます(笑)」)

242
(東七段。手前は観戦記担当の蝶谷初男さん)

243
(森九段)

(翔)

15時40分頃の控え室

_78


232
(変化によっては詰みに近いところまで調べられている)

233
(東七段)

235
(中村九段)

238
(駒を動かさずに考え込むことが増えている)

(翔)

15時過ぎの大盤解説会

_71
大盤解説会では▲8八歩の局面を解説。苦戦の里見女流名人がなんとか粘れる筋がないか、師匠の森九段が探しています。

224
(1)△2四歩は▲1三歩△同桂▲同桂成△同銀▲6四歩△6五歩に▲7七角が飛車取りになり、先手もやれるのではないかと森九段。

227
(2)△7六飛▲7七歩△8六飛が有力。以下▲6四歩なら△6五歩▲2二角成△同玉▲6三歩成△7五角が受けにくい。▲6七飛(写真)は△
6六飛とぶつける手があります。

(翔)

検討用の駒

215
(継ぎ盤で使われている盤駒は1組はゴム盤とプラスチック駒だが、もう1つは林田さんの処女作の駒が使われている)

217
(初めて作ったものとは思えない、立派な盛上駒。対局で使われている駒は林田さんの75作目)

(翔)

カテゴリ