第41期五番勝負第1局 Feed

2015年1月18日 (日)

感想戦後の里見女流名人インタビュー

感想戦が終わったあと、地元から訪れているメディア向けに里見香奈女流名人のインタビューが行われました。コメントを抜粋します。

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「非常に序盤から難しい将棋でした。最後の方で自玉が危ない形になりましたが、そこをしのいでよくなったと思います。こうして毎年1年に1回対局させていただき、地元の方々と交流させていただく機会があるわけですが、将棋から離れていたこともあってひとつひとつの言葉がありがたかったです。自分は将棋がすごく好きなので、体調を万全にしてこれからがんばっていけたらと思います。第2局も第3局も、目の前の対局に全力で尽くせるように一生懸命がんばります」

第1局の更新はこれで終了いたします。第2局以降もお楽しみください。

(翔)

感想戦

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(報道陣が見守る中、感想戦が行われている)

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(里見香奈女流名人)

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(清水市代女流六段)

(翔)

対局者、大盤解説会に出演

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(大盤解説会場に入る里見香奈女流名人)

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(清水市代女流六段)

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(大盤の前でコメントする)

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(北浜七段と清水女流六段のやりとり)

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【里見女流名人のコメント】
「今日は最後までご観戦いただきありがとうございます。地元出雲ということで一生懸命楽しんで指そうと思いまして、自分の中ではできたかなと思います。第2局以降もとにかく、目の前の対局にとにかく一生懸命がんばりたいと思います。本日はどうもありがとうございました」

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【清水女流六段のコメント】
「こんなにたくさんの方にご観戦いただきましてありがとうございます。出雲は数年ぶりに来させていただいたのですが楽しみにしてまいりました。最強の里見女流名人と盤を挟めることは棋士冥利につきます。そういう舞台で少しでもいい将棋を指せるよう、と務めましたが、終盤は女流名人に離される一方になってしまいました。第2局以降がんばりたいと思います。今日はありがとうございました」

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(投了図以降、△3四金▲4三銀△同金▲同桂成△同玉なら▲6五角以下後手玉が詰むことを解説する北浜八段)

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(北村桂香女流1級)

(翔)

終局直後

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(終局直後)

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(先勝した里見香奈女流名人)

【里見香奈女流名人インタビュー】
--対局を振り返っていかがですか。
序盤はまずまずと思っていましたが、昼休(49手目▲8六歩)のあたりは重たい形なので難しかったのかもしれないです。△8二歩(62手目)あたりはいいのかなと思っていましたが、最後のほうは自信がなかったので▲4七銀直(83手目)のあたりが変だったかもしれないです。

--千日手模様になりましたが。
あちらに選択肢の多い局面だったので、自信がなかったです。

--△1二香(94手目)で打開されました。
千日手は仕方がないと思っていました。△1七歩成(100手目)と、と金を作られたところはやっぱり自信がなかったです。

--先勝しました。
まず1勝することができてうれしいです。

--復帰されてから2局指しましたがが、タイトル戦は今回が初めてでした。
自分の将棋を離れていたので不安がありましたが、その分楽しんで一生懸命できたらいいかなと思って指せたのがよかったかもしれないです。

--第2局以降の抱負を。
一局を一生懸命にがんばっていきたいです。

--体調については。
自分で調整していくしかないので、戦うからには将棋と体調とに気を配って努力していきたいと思います。

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(敗れた清水市代女流六段)

【清水市代女流六段インタビュー】
--序盤から振り返っていただきたいのですが、いかがでしたか。
難しくてよくわからなかったのですが、里見女流名人に手を渡されて、得しているのか損しているのか判断が難しい序中盤でした。

--9二角をどう使うかがポイントだったと思いますが。
辛抱されて指す手が難しかったと思いますが、懸案の9二角がさばけたところ(71手目▲8三同飛成)は勝負形になったかと思っていました。でももうちょっと離されずついていく手順があったかもしれないので、残念です。

--△1二香(94手目)のところは千日手の選択肢もあったかと思います。
考えていなかったです。挑戦者なので若々しくいこうと。

--第2局に向けて抱負をお願いします。
最強の里見女流名人相手に終盤入り口までなんとかついていけた気がするので、その感覚を大事にしていきたいなと思います。

(翔)

里見女流名人、先勝

第41期女流名人戦第1局は119手で里見女流名人が勝ちました。終局時間は16時2分。消費時間は▲里見1時間56分、△清水2時間59分(持ち時間各3時間)。第2局は1月25日(日)、千葉県野田市「関根名人記念館」で行われます。

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(翔)

15時過ぎの大盤解説会

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(大盤解説会では次の一手の正解発表が行われた)

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(大盤解説会に菅井竜也五段がゲスト出演。「先日王位リーグ入りを決めた」と紹介され、大きな拍手を受ける)

菅井「菅井竜也です。よろしくお願いいたします。しかし拍手はうれしいですが、リーグ入りで拍手をもらっているようではいけませんね。(準々決勝まで勝ち上がっている)NHK杯でがんばります」

北浜「NHK杯もだし、順位戦も勝っていますよね」

菅井「チャンスというところまでは行くのですが……、がんばります」

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(明快に解説していく菅井竜也五段)

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(ネット中継で進行を確認するためのパソコンが用意されているが、北浜八段は携帯電話を取り出している)

北浜「これ、便利なんですよ。日本将棋連盟モバイル。月500円で携帯中継でプロの将棋が見られるという」

菅井「うんうんうなずいている方も結構いらっしゃいますね。入っていただいている方も多いのですね」

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北浜「△2五桂に▲2九桂はどうするのですか」

菅井「△1七桂成▲同桂△1六歩(参考1図)▲1八歩△1七歩成▲同歩△2五桂で……、あれ、千日手ですか?」

北浜「千日手になったら立会人は対局室に行かないといけないので、菅井さんと北村さんで解説会をやっておいてください」

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北浜「あ、しかし△1七桂成▲同桂には手筋の△1八歩(参考2図)があるのですね」

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菅井「▲1八同香△1六歩に▲3九玉と逃げることになるのでしょうか。しかし後手は香車を持つと△5一香と打つ筋が生じますね」

北浜「これは後手もやれそうですね」

(翔)

14時半頃の控室

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(大盤解説会が休憩に入り、北浜八段が控室に戻ってきた。菅井五段と5分ほど検討し「貴重な情報収集ができました」と言って大盤解説会場に向かった)

(翔)

14時のおやつ

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(14時のおやつは出雲市内の「ラ・セゾン洋菓子店」のモンブラン)

(翔)

大盤解説会スタート

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(13時半から大盤解説会が始まった)

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(北浜健介八段)

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(北村桂香1級)

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(大盤解説会は既に満席。このあとは立ち見での入場になる)

(翔)

対局再開(3)

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(対局再開直後の対局室)

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(52手目△5五同飛を指す清水女流六段)

(翔)

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