岡田美術館杯女流名人戦中継ブログ

対局が始まって30分ほどが経過しました。戦型は里見女流名人のノーマル三間飛車から石田流の駒組みを目指し、伊藤女流二段は左美濃に構えました。伊藤女流二段は▲７六銀の局面で、10分ほどの少考を見せています。

（武蔵）

（対局開始前の盤には、布が被せてあった）

（対局室には静かな時間が流れている）

（記録係の北村女流初段は、丁寧に駒を磨く）

（中央に玉を据える里見女流名人）

（伊藤女流二段もゆっくりと駒を並べる）

（対局開始５分ほど前に、すべての駒を並び終えた）

（武蔵）

９時になり、対局が始まりました。

（一礼を交わしたあと、里見女流名人は静かに▲７六歩を着手）

（伊藤女流二段はしばらくの間を空けて、△３四歩と角筋を通した）

（対局開始直後の様子）

（武蔵）

本局のTwitter解説は長岡裕也五段が務めます。日本将棋連盟モバイルでご覧になれるほか、棋譜コメントにも転載されます。

https://twitter.com/shogi_mobile　

（武蔵）

現地大盤解説会の詳細です。

日時
1月28日（日）　13：30～
会場
出雲文化伝承館【縁結び交流館】
〒693-0054 出雲市浜町520
解説者
東和男八段
聞き手
長谷川優貴女流二段
入場料
無料
定員
200名

問合せ先
女流名人戦出雲開催実行委員会　事務局（出雲市役所文化スポーツ課内）
TEL：0853-21-6514
FAX：0853-21-6517

詳細ページ
http://www.city.izumo.shimane.jp/www/contents/1386738834537/index.html

おはようございます。第２局当日の朝を迎えました。
本日のスケジュールは以下のとおりです。

09:00　対局開始
10:00　午前のおやつ（予定）
12:00　昼食休憩
13:00　対局再開、現地解説会開場
13:30　現地解説会開始
14:00　午後のおやつ（予定）

（朝の出雲はちらほら雪が残っている）

（武蔵）

両対局者が退席したあと、東立会人、長谷川女流二段、北村女流初段による戦型予想が行われました。

（左から、東立会人、長谷川女流二段、北村女流初段）

◆東立会人の戦型予想◆

「明日は里見女流名人が先手なので、初手がポイントになると思います。私の予想は▲５六歩か▲７六歩です。▲５六歩なら中飛車が濃厚で、▲７六歩の場合は、恐らく伊藤女流二段が△３四歩と応じると思いますが、そこで▲７五歩と突っ張るかどうかではないでしょうか」

◆長谷川女流二段の戦型予想◆

「戦型は相振り飛車になるのかなと思っています。里見さんが攻め倒すか、伊藤さんが受けつぶすかの将棋だと思います。初手の予想は▲７六歩です」

◆北村女流初段の戦型予想◆

「明日は記録係を務めさせていただきます。豪華な将棋を近くで見れるということで、とても楽しみにしています。戦型は里見さんがもしかしたら居飛車をされるのではないかと思っています。初手の予想は▲２六歩です」

中締めのあいさつは、福代秀洋・出雲市議会議長が行い、前夜祭が終了となりました。

（福代秀洋・出雲市議会議長）

以上で前夜祭の模様を終わります。
対局は明日９時開始です。どうぞお楽しみに！

（武蔵）

花束・記念品贈呈の様子です。

（長岡市長には、両対局者から揮毫色紙が贈られた）

（武蔵）

歓迎アトラクションのあとは、両対局者によるあいさつが行われました。

◆里見香奈女流名人のあいさつ◆
「皆さまこんばんは、里見香奈です。今日はお忙しい中こんなにたくさんの方々にお集まりいただいてありがとうございます。やっぱり出雲に帰ってくるととても落ち着きます。今年は年明け１局目が女流名人戦でした。また出雲での対局はこの女流名人戦だけですので本当に楽しみにして帰ってきました。いつも地元の皆さまから温かい応援のメッセージをくださるので、その励ましの言葉で毎日頑張れています。本当にありがとうございます。明日、伊藤さんと対局するわけですが、その感謝の気持ちを自分の力に変えて頑張っていきたいと思います。今日明日とお世話になりますが、どうぞよろしくお願いいたします」

◆伊藤沙恵女流二段のあいさつ◆
「皆さまこんばんは、挑戦者の伊藤沙恵です。タイトル戦でいろいろな場所を回らせていただいてますが、今回出雲に来るのは初めてで楽しみにしていました。ただ出雲は里見さんの故郷ということで、正直ものすごいアウェーを覚悟していたのですが、出雲の皆さまが本当に温かいお言葉をかけてくださいまして感謝しております。検分のあと出雲大社にお参りに行きました。『やっぱり出雲といえば出雲大社だ』と私は思っていたので本当に一度行ってみたかったんです。縁結びの神社ということで『いいご縁』と、昨年は雪で無事に帰れなかったそうなので『月曜日に帰れるように』と（笑）お願いをしてきました。今回は出雲で対局ということで、第１局は負けてしまいましたけど、また新たな気持ちで里見さんに向かっていきたいと思います。最後にすべての関係者の皆さまに感謝をして、あいさつとさせていただきます」

（書き起こし＝夏芽記者、撮影＝武蔵）

（武蔵）

歓迎アトラクションは、粟井理菜さんによるキーボードの弾き語りで「宍道湖の夕日」、「愛すべき日常」が演奏されました。

（武蔵）