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第57期王座戦五番勝負第2局

2009年9月16日 (水)

大盤解説会開始

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(17時から大盤解説会が始まった)

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(メイン解説者の久保利明棋王)

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(聞き手の村田智穂女流初段)

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(200席ほど用意された席は既に8割以上埋まっている)

(翔) 

17時ごろの控室

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(左から吉田正和四段、糸谷哲郎五段、西川和宏四段)

(翔)

16時40分頃の控室

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(16時40分頃の控室。阿久津主税七段、室田伊緒女流初段のほかに山崎七段の兄弟弟子の安用寺孝功六段・藤原結樹奨励会初段も控室を訪れている)

ちなみに両対局者の15時のおやつは
羽生王座:ブルーベリーチーズケーキ・ホットコーヒー
山崎七段:包みわらび餅・ホットレモンティ
でした。

(翔)

自宅解説棋士から梅田望夫さんへの回答(4-3)

梅田さんの質問はこちら

Ouza200909162_47 【遠山雄亮四段の回答】
▲5六歩の局面で、後手としては先手の角道を遮断するのが急務です。具体的には△4五歩と△3三桂が指したいのです。しかし2手連続で指せないのが頭の痛いところ。
もし△4五歩だと、▲5五歩△同銀▲3五歩△2八馬▲同銀△3五銀▲4五角(参考1図)と進みうるさいようです。
20090916_sankou8 更に掘り下げると、△4九飛▲5九歩△2九飛成▲2三角成△2八竜▲4五馬△4四銀左▲7一角(参考2図)と進み、こういう展開になると双方の陣形差が大きく先手が優勢となりそうです。
20090916_sankou9 というわけで山崎七段は△3三桂を先に指しました。この手は△4五桂という手も狙っていて、△4五歩より厳しい手ですが、先手の角がもろに後手陣に利いているので、ここで羽生王座が攻勢に出そうです。

自宅解説棋士から梅田望夫さんへの回答(4-2)

梅田さんの質問はこちら

Ouza200909162_47 【北島忠雄六段の回答】
△4五歩▲5五歩△同銀▲4五角△2八馬▲3四角△同金左▲2八銀△3八飛(参考図)で後手良しが変化の一例。
 

20090916_sankou7私は、この局面、後手を持って指したいです。

自宅解説棋士から梅田望夫さんへの回答(4-1)

梅田さんの質問はこちら

Ouza200909162_47 【片上大輔六段の回答】
一直線の攻め合いということですので、以下の手順を。
△4五歩(角道を止める)に▲5五歩△同銀▲3五歩△同銀▲4五角△2八馬▲同銀△4九飛▲5九歩△2九飛成▲2三角成△2八竜(参考図)という順はいかがでしょうか。
20090916_sankou6 仮にこう進んだとしても、形勢は難しそうです。ただ先手のほうが玉が堅いですし、△4五歩のときにいったん▲8八玉とゆるめる手もありますので、現局面は後手のほうがリスクが高い局面なのかもしれません。

梅田望夫さんから自宅解説棋士への質問(4)

Ouza200909162_47 控え室の継ぎ盤では、一直線の攻め合いの手順が多様に研究されています。皆さん、この局面(▲5六歩)から10手くらいの一直線の攻め合いの手順を例示してみていただけませんか?

(回答掲載は先着順)
片上六段 北島六段 遠山四段

自宅解説棋士から梅田望夫さんへの回答(3)

梅田さんの質問はこちら

Ouza200909161_36_2 【回答:片上大輔六段】
△2三金▲2八飛△2七歩以下の順は、そもそも見えない人、見えるけど掘り下げない人、掘り下げる人、と分かれそうな手だと思うのですが、山崎さんは間違いなく掘り下げるタイプということは言えそうです。
それが、小暮さんの目には「序中盤で痛快な筋書きの実現に目を輝かすロマンチスト」のように映ったということでしょう。
どうやら△9四歩のときに、この展開を狙っていた節もあります。僕が候補に挙げた、△6五歩や△4二玉だと、本譜のような踏み込みはしにくいですからね。

梅田望夫さんから自宅解説棋士への質問(3)

Ouza200909161_42 日経新聞挑決観戦記で、観戦記者の小暮克洋さんが山崎将棋を評して「山崎将棋の魅力は、小技を駆使した多彩なパフォーマンス。序中盤で痛快な筋書きの実現に目を輝かすロマンチストの顔と、終盤でしたたかに逆転の構想を練り上げるリアリストの顔をあわせ持つ。人まねを嫌うため、平凡に指してもよさそうな場面でギリギリの利かしや派手なパンチを真っ先に考える。」と評していたのが、たいへん強く印象に残っています。
谷川九段の予想した△2三歩以下の順ではなく、本譜は△2三金(36手目)~△4九角成(42手目)と進みました。この順は山崎七段の「序中盤で痛快な筋書きの実現に目を輝かすロマンチストの顔」が、見えたということでしょうか?

続々と棋士が登場(15時半ごろ)

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(桐山清澄九段と検討する、久保利明棋王)

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(若手も登場。左から都成竜馬奨励会三段、糸谷哲郎五段、竹内雄悟奨励会三段。糸谷五段、竹内三段は山崎七段の弟弟子にあたる)

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(大盤解説会に出演予定の村田智穂女流初段)

(翔)

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