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第57期王座戦五番勝負第1局

2009年9月 4日 (金)

まだまだ難解

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▲4八玉と上がった局面で数人の棋士に形勢を聞いてみた。

「難しすぎて、まだ判断がついていません。ただ羽生王座の方を
持って良い攻めがないか考えたいですね 」松尾歩七段。

「形勢は難しいのですが、攻めを考えるのが好きなので後手を持
ちたいです」佐藤紳哉六段。

「形勢は難しく分からないですね。ここにきて一手一手が難しいの
は珍しいのではないでしょうか」勝又清和六段。

(吟)

宮田五段の見解

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「ここでは後手を持ちたいですね。先手は角・金の働きが悪く、
どんどん攻め込まれる形です。飛車交換になったら先手陣は
ひとたまりもなさそうです。いきなり△1六香▲同香△1七歩と
言った手も非常に気になります」(宮田五段)。

(吟)

ギリギリのせめぎ合い

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佐藤紳哉六段も来訪。控え室はすごい熱気だ。

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先手としては形は悪いが歩得を主張したい。後手は先手陣をペチャンコに
したまま押し切りたい。ギリギリの攻防のようだ。

(吟)

大盤解説会場の模様

Ochaku1

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大盤解説会場への来場者は320名、立ち見のお客様は100名。

Sato

明快な康光流の解説。聞き手は上田初美女流二段。

(吟)

控え室5

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▲9八歩がモニターに映ると「後手は元気が出たのではないか」の声。
控え室は先手持ちの棋士が多かったが、やや空気が変ってきた。
「これはピョンピョンいくか!」控え室では▲9八歩に△2五桂を検討中。

(吟)

19時対局再開

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夕食休憩が終わり対局が再開された。
都内での対局と言うこともあり、続々と棋士が詰め掛ける。
松尾歩七段、高野秀行五段、佐藤天彦五段、伊藤真吾四段、
中村真梨花女流ニ段も控え室を来訪。

(吟)

大盤解説

18時30分現在、日経ビル2階で行われている大盤解説は250名近いお客様が来場し
大盛況。すでに立ち見となっており、見づらい状況になっているそうです。

(吟)

夕食休憩に入る

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▲3六歩に羽生王座が8分考えて夕食休憩となった。
夕食休憩は18時~19時。
ここまでの消費時間は山崎七段が3時間52分、羽生3時間42分。
日経ビル2階で行われている大盤解説は200名近いお客様が来場し
盛況。すでに立ち見となっている。

(吟)

モニター

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控え室には大きなモニターが2面。ときおり両対局者の頭が映る。
△1五歩が指された直後の画面。

(吟)

夕食のメニュー

羽生王座はクラブハウスサンドイッチとオレンジジュース。
山崎七段は食事の注文はなく、オレンジジュース。

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控え室では「スローペースだな~」の声がちらほら。

(吟)

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