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2026年10月 2日 (金)

終局直後

Dsc_8253_4129(終局直後)

Dsc_8259_4130(伊藤王座は快勝。初防衛まであと1勝に迫った)

Dsc_8266_4131(敗れた広瀬九段。あとがなくなった)

【伊藤王座の談話】

――途中、千日手模様の局面がありました。局面の認識はいかがでしたか。

伊藤 △8七角(54手目)と打ち込んでいくあたりは決断の手ですが、想定していた順でした。
ただ、そのあと千日手を打開する手順も考えたい気がしていたのですが、具体的な順がわかりませんでした。(66手目△5五銀に)▲4五飛なら千日手にしようと思っていました。▲1六桂も嫌な手で、非常に難しい局面と感じていました。

――長考の末に△2七香成としました。

伊藤 最初は△4六銀▲2四桂の変化を読んでいたのですが、なかなか自信がないと感じて、ひねり出した手でした。読み進めていくうちに、後手としても戦えていると感じていました。

――防衛にあと1勝となりました。

伊藤 本局は定跡がかなり深い将棋でした。後手は細い手順をつなげていく必要があると思ったのですが、しっかり時間を使ってうまく指すことができたと感じています。第4局は、また2週間ほど空きますので、しっかりと準備をしていい状態で臨みたいと思います。


【広瀬九段の談話】

――△8七角に長考になりました。そのあたりについてはいかがでしたか。

広瀬 △8七角以外の進行を想定していました。何かありそうな気もしたのですが、本譜は素直過ぎた気がしました。結局いちばんシンプルな手順を選んでしまったのですが、その前に変化は多かったので、認識というか想定が甘かったです。

――千日手模様を打開されました。

広瀬 千日手になるかもわかりませんし、千日手になるなら先手番ですから最初からこの進行を選んでいません。千日手は恥ずかしいと思って選べませんでした。ただ、△2七香成が見えていませんでしたので、うまく対応されてしまいました。

――1勝2敗となりましたが、次局以降の抱負をお願いします。

広瀬 本局は勝敗よりも内容が将棋になっていなかったので、せめて勝負どころを作れればと思います。

(紋蛇、書き起こし=銀杏)

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