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伊藤叡王が10手目に角を四段目に上がる新工夫を披露しました。本局のために用意した秘策と思われます。△4四角では△7七角成から角換わりに進む将棋が多いですが、第1図はすでに公式戦の前例がありません。
藤井王座は角交換しない道を選びました。先手は雁木模様、後手はすでに矢倉の形を決めています。
伊藤叡王は、本局と似た将棋を過去に指しています。その対局は今年9月に行われた第46回JTプロ公式戦の対佐藤天彦九段戦。△8五歩▲7七角の交換が入っていないのが大きな違いです。