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2024年9月30日 (月)

昼食休憩まで残り30分

2024093069先手は4筋の歩交換に成功したものの、本格的な戦いは始まっていません。▲6七銀は玉を固めつつ、▲3八角から▲7五歩の桂頭攻めを含みにしています。
谷川十七世名人は現局面で後手の手段について、△4五桂と跳ねて戦いを起こすか、△8一飛と待機するかの2つの方針を示しました。後手陣は3三の銀が5三まで移動して手厚くなったので、開戦を仕掛けるのは有力です。また、後手番なら千日手も歓迎できるので、△8一飛も自然です。
いずれにせよ、次の一手で今後の展開が決まる局面といえるでしょう。

Img_2560(継ぎ盤では△4五桂▲同桂△同歩の順が並べられた)
Img_2562(口頭で見解を述べる服部六段と徳田四段。どちらも大盤解説会を担当する)

(武蔵)

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