対局者は陣屋に入ると動画班のインタビューを受け、18時の数分前から検分が始まりました。対局場は数々の名局が繰り広げられてきた「松風の間」です。現地は秋の気配が深く、隣接する庭から「リリリ」と虫の声が聞こえてきます。
検分では陣屋所有の2つの駒が並べられました。対局者では「どちらでも」という意見でしたが、最終的に永瀬王座が静山作の菱湖書を選びました。両者とも対局経験のある場所ということで、検分では特に問題は指摘されず、5分少々で終了しました。
(永瀬拓矢王座、明日は後手番)
(豊島将之九段、明日は先手番)
(座布団以外は陣屋の所有物。使用駒の決定には少し時間がかかった)
(検分終了)
(静山作の菱湖書)
以上で対局前日のブログ更新を終わります。
明日もよろしくお願いします。
(牛蒡)