16時32分、豊島九段は2時間52分の大長考の末に▲2四桂と手筋の歩頭桂を放ちました。
「シンプルに」(杉本昌八段)
「全然読んでいなかったよ。驚いたね」(福崎九段)
△2四同歩▲同歩に△同銀なら、▲4二金とからんでやれるという読みでしょうか。ただし、後手のほうも▲4二金に△3三金打と受けて、少なくとも簡単には潰れないものと思われます。ともあれ、今度は永瀬王座のほうがまとまった時間を使うことになりそうです。
(豊島九段。どこまで読み進めることができたのか)
(永瀬王座は何とかしのいで反撃の機会を得たい)
(睡蓮)