挑戦者決定戦に至るまで
(挑戦者決定トーナメントは本局を残すのみ。クリックで拡大可)
豊島九段の王座戦成績は39勝16敗。今期は挑戦者決定トーナメントからの出場で、近藤誠也七段、丸山忠久九段、木村一基九段を相手に勝ち進んできました。本局に勝てば第62期以来の王座挑戦となります。
あらゆるタイトル戦に幾度となく挑戦し、32歳の若さにして獲得は計6期。その実力はいわずもがな。現在は王位戦の挑戦者として七番勝負の真っ只中でもあります。
大橋六段の王座戦成績は16勝4敗。今期は二次予選からの出場で、北浜健介八段、山崎隆之八段に勝って挑戦者決定トーナメント入り。続いて藤井聡太竜王、千田翔太七段、石井健太郎六段から勝利を収めてきました。八大タイトル戦の挑戦者決定戦に臨むのは本局が初です。
棋戦優勝2回、公式戦の通算勝率7割以上、そして今期に至ってはここまで11勝2敗で勝率8割を優に超えています。満を持しての登場です。
両者は過去に1度だけ対戦がありました(豊島九段勝ち)。
ただしそれは早指し棋戦なため、2度の食事休憩を挟む長時間の戦いは本局が初となります。
(虹)