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2022年7月25日 (月)

囲み取材

感想戦後、挑戦者になった豊島九段に改めて取材が行われました。

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── 王位戦、王座戦と続けてタイトル挑戦となりました。五番勝負の開幕に向けてどのような準備を。
豊島 体調を整えることと、序盤の研究も時間は限られていますが、その中でやっていけたらと思います。

── 永瀬王座との番勝負は2年前の叡王戦が印象深いですが、今回の王座戦はどのような感じになりそうですか。
豊島 持将棋とか千日手を目指すことはないですけど、まあでも、そうですね……あまり持将棋にはならない気がします。

── 今期の挑戦者決定トーナメントを振り返って。
豊島 初戦(近藤誠七段戦)や2回戦(丸山九段戦)は、結構悪い局面もあったので、勝ち上がっていけたのは幸運だったと思います。

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── 8年前の初挑戦について。
豊島 羽生(善治九段)さんが複数のタイトルを持たれていて、自分なりに精一杯指したのですが、内容的にも苦しい一局が多くて、一応フルセットまでいきましたが、最後はチャンスがない将棋だったかなと思います。

── 王位戦、王座戦と挑戦者になられて改めて無冠返上への思いは。
豊島 結構悪い内容で無冠になって、そのあとも負けが続いたので、挑戦は時間がかかるのかなと思っていましたが、意外といいペースで挑戦者になれているのかなと思うので、引き続き頑張りたいと思います。

── タイトル戦が続く中、王座戦の挑戦者決定戦を迎えましたが。
豊島 王位戦で負けが2局続きましたが、相手も変わりますし、3日ぐらい時間があったので研究して、あとは疲れを取って、という感じで今日の対局に臨みました。

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── 改めて永瀬王座の印象は。
豊島 昔は受け、粘り強さが主体のイメージでしたが、最近はシャープな将棋で鋭い攻めが持ち味。受ける展開も苦にしないという印象ですね。

── その印象を持ったうえで、五番勝負はどのように戦っていきますか。
豊島 自分の持ち味を出せる展開を目指すということと、すごく充実されている方なので、厳しい戦いにはなると思いますが、その中でチャンスを生み出していけたらと思います。

(書き起こし:夏芽、撮影:虹)

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