カテゴリ

« 羽生王座、一分将棋に | メイン | 中村新王座誕生 »

2017年10月11日 (水)

控室の見解

20171011c_2

羽生王座が▲2三銀(67手目)と打ったところで、中村六段が時間を使っています。控室では、ここから△2三同歩▲同歩成△3七角▲5八玉△2三金(A図)で後手が残しているという結論を出しました。

20171011d

A図で▲2三同飛成は△5九金で詰み。先手は金を取れません。A図で▲7三角成は△同桂なら▲3二銀以下の詰みですが、△5九金▲同飛△7三桂で問題ないようです。

20171011e

手順中△3七角とあえて近づけて打つのがポイントで、代えて△1五角と離して打てば攻防のようですが、これは▲5八玉△2三金▲6九玉(B図)のときに△2八歩の押さえが利かず、後手大変です。
(文)
このサイトに掲載されている記事・イラスト・写真・商標等の無断転載を禁じます。