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(対局室のある建物)
(再開直前の対局室)(牛蒡)
関西将棋会館では18時から解説会が始まっています。現地から写真が届きましたので、ご紹介します。撮影は夏芽記者です。
(解説は稲葉陽七段)
(聞き手は長谷川優貴女流二段)
(牛蒡)
図の局面で夕食休憩になりました。消費時間は▲羽生3時間39分、△佐藤3時間51分(持ち時間は各5時間)。休憩時間は18時から19時まで。夕食は両者ともサンドイッチ(フルーツ、デザート、コーヒーのセット)。佐藤八段は追加でりんごジュースを注文しました。
(羽生王座の夕食)
(佐藤八段の夕食)※対局者とは別に注文・撮影しました。(牛蒡)
実戦でも△2二角が指されました。評判のいい手です。控室で検討されているのは▲3三桂成△同角▲3五桂。▲7五銀も絡めていくと変化は膨大です。間もなく夕食休憩ということで、控室の検討は一旦打ち切られました。現時点の結論は「激戦」です。
(検討の様子)(牛蒡)
△4一金は1時間27分の考慮で指されました。対して羽生王座はすぐに▲4五桂。現地では△4一金▲4五桂は(1)△同桂で難しいとされていましたが、ニコ生では(2)△2二角が有力と言われています。以下▲3三桂成には△同角から△3一金を狙います。「△2二角はいい手に思えてきました」と佐藤紳六段。
(村山七段と電話検討を進める佐藤紳六段)(牛蒡)
佐藤八段が50手目を長考中。現局面(左図)は意外に難しいようです。たとえば△4一金▲4五桂△同桂▲同銀△3一金▲3五桂△2一金▲2三桂成(参考図)も難解。後手は角を取りにいくと囲いが薄くなるので、慎重に指さなければいけません。「簡単じゃない。悩ましいです」と佐藤紳六段。
(16時13分のモニター映像。「羽生さんは自信がありそう」と近藤六段)
(数分後、佐藤八段はうずくまるような姿勢になった)(牛蒡)
15時40分ごろ、先崎九段がニコ生に電話出演。東京のスタジオに見解を伝えました。
「ぼくには▲2一角(43手目)がいい手に見えない。借金しているわりに報酬が少ないというか、(図で)△4一金には、ものすごく攻めないといけないので、焦らされている感じがする。先手大変だと思います。▲2一角では▲5六角が普通じゃなかったかな」(先崎九段)
(先崎九段出演中。電話は左手の中にある)(牛蒡)
(現地解説は片上六段と佐藤紳六段に交代。写真は登壇時)
(軽いあいさつのあと、すぐに解説が始まった)
(▲2一角(43手目)には驚きました、と佐藤紳六段)
(△4二金(46手目)の局面は後手が押していると思います、と片上六段)(牛蒡)
羽生王座 バウムクーヘン ホットレモンティー佐藤八段 いちごショートケーキ アイスカフェオレ
※対局者とは別に注文・撮影しました。(牛蒡)
羽生王座の43手目は▲2一角。予想されていない手でした。
「△2四飛を消したんだね。▲2四同飛△同銀に▲3二角成があるから。それに2一角は取られにくい角なんだ」と大内延介九段。大内九段は第25期から3期連続で王座戦の番勝負に登場しました。
(左は近藤六段、右は大内九段)