図から▲5一歩成△6二馬▲4一と△同金▲7七桂△7六歩▲6五桂△5五馬(参考図)が検討手順。先手は駒得(▲金銀桂△角香)で自陣は堅陣、しかし後手の馬2枚も強力です。長期戦になると予想されています。
「豊島さんは▲4七銀打(63手目)から▲5二歩(65手目)で決まったと思ったんじゃないかな。しかし△7三飛(66手目)で決まらなかった。▲4七銀打が過剰防衛だったと後悔しているかもしれません」(中村修九段)
「羽生さんは△5七角(58手目)と打った時点で△7三飛を狙っていたんですね。さすがです。ただ、先手に冷静に指されると、まだ厳しいかもしれない」(行方八段)
(河口七段が検討を見守る)
(牛蒡)