豊島七段の主張
65手目▲7三角成まで進みました。昼食休憩時に紹介した参考棋譜の▲森内-△渡辺戦とほぼ同様に進んでいます。この「ほぼ」がくせもので似ているようで全然違うということが将棋にはよく起こります。具体的には▲2四桂が生じているのが▲森内-△渡辺戦との大きな違いであり、豊島七段の主張です。図面を並べますので見比べてみてください。それを知ってなお羽生王座は▲森内-△渡辺戦と同じように進めています。局面に対する自信の表れでしょうか。静かに激しく局面が進みます。
なお、渡辺二冠は日経本社で行われる本局の大盤解説を担当します。
(銀杏)