佐藤天彦七段の戦型予想
対局開始前に新聞解説の佐藤天彦七段に戦型予想をうかがいました。
佐藤七段「羽生王座の2手目が△8四歩か△3四歩で分かれ ますね。△3四歩なら横歩取りが濃厚です。2手目△8四歩のときに豊島七段が何を選択するか。以前は角換わりが多かったのですが、最近は矢倉が目立ちま す。その傾向が続けば矢倉ですが、角換わりを採用しそうでなのでこちらを本命にします。
棋界全体で2手目△8四歩が増えてきました。角換わりの対策が進み、いくつかの形で対応できるようになってきました。矢倉も決定的な指し方はないので後手もやりやすい。先手のイメージがあまりよくなく、最近の将棋を見てもあまりそそられない感じがしています」
(銀杏)