図は20時30分過ぎの局面。
検討を続ける控室では、
「これは詰めろ」
「いや、まてよ詰まないか」
「こっちは間違いなく詰めろだよね」
「これは詰まないっぽい」
と、詰む、詰まないの話が続いています。
例えば図から△5四馬の局面で先手玉が詰めろになっているかどうかは非常に微妙。確実にわかっているのは、△5四馬に▲3四桂と打つと△同金▲同歩のときに先手玉が詰むということです。
「△5四馬に後手玉を寄せに行くのは危険ですし、流れがおかしいので、恐らく▲6五金と打って自玉を安全にしてから攻めようということでしょう。中村六段らしい手ですが、それでどうなのかは非常に難解です」(西尾六段)
(20時30分頃の控室モニター)
(八雲)