羽生王座の一手損角換わり
角換わり模様の立ち上がりから、羽生王座は△9四歩(図)と突いた。比較的珍しい指し方で、羽生王座は8月27・28日に行われた王位戦七番勝負第5局で行方尚史八段にこの手を指されている。第5局の結果は羽生王座が勝ってタイトルを防衛。自身が打ち破った作戦をぶつけるあたりに、羽生王座らしさが表れている。実戦は図から▲9六歩△3四歩▲2五歩△8八角成(下図)と進んだ。
戦型は羽生王座の一手損角換わりになった。手損のない角換わりでは腰掛け銀が主流になって久しいが、一手損の世界では早繰り銀・棒銀・腰掛け銀の3種の駆け引きが残っている。まずは互いの右銀の動きに注目。
控室では島九段、佐藤康九段、飯塚七段が継ぎ盤を囲み検討を行っている。
(文)
戦型は羽生王座の一手損角換わりになった。手損のない角換わりでは腰掛け銀が主流になって久しいが、一手損の世界では早繰り銀・棒銀・腰掛け銀の3種の駆け引きが残っている。まずは互いの右銀の動きに注目。
控室では島九段、佐藤康九段、飯塚七段が継ぎ盤を囲み検討を行っている。
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