18時過ぎ、対局室には谷川浩司九段、島九段、佐藤康九段、飯塚七段、鈴木女流二段ら関係者が集まっていた。ほどなく中村六段が入室、続いて羽生王座も対局室に。検分は、定点カメラの都合で部屋の障子を取り外すことの確認から始まった。続いて盤駒の確認が済むと、検分は終了。予定開始時刻の18時15分前のことだった。なお、本局で使用される駒は掬水師作、水無瀬書の盛上駒。
このあとは関係者のみを集めた食事会が行われる（※写真のアップはありません。ご了承ください）。

仙台市内を移動して対局場の「仙台ロイヤルパークホテル」に到着。泉パークタウンと呼ばれるこの地区は、豊かな緑と整った街並みが目を引く。

関係者は12時56分発のはやて35号で仙台駅へ。到着後はバスで対局場を目指した。

第61期王座戦五番勝負がいよいよ開幕する。羽生善治王座に挑戦するのは２年連続のタイトル挑戦となる中村太地六段。前期には挑戦権を争った二人だ。対戦成績は羽生王座の５戦全勝と、中村六段がこの高い壁にどう挑むかが注目されるシリーズになるだろう。第１局は宮城県仙台市「仙台ロイヤルパークホテル」で行われる。
第１局の立会人は島朗九段、新聞解説は飯塚祐紀七段。記録係は伊藤和夫三段（24歳、剱持松二九段門下）。観戦記は柳瀬尚紀氏が担当する。現地大盤解説会の担当は佐藤康光九段、聞き手は鈴木環那女流二段。ニコニコ生放送による解説は浦野真彦八段、聞き手は貞升南女流初段が行う。
インターネット中継は棋譜・コメント入力を烏記者が、ブログを文が担当する。

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