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2011年9月27日 (火)

11時10分頃の局面 木村八段、阿部健四段の解説

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11時10分頃の局面。控室では△8八飛成の激しい手が予想されていましたが、羽生王座は△8五飛と飛車を一つ引きました。

「これは全然違うことに……いや、▲3六飛と寄らせてそこで△8八飛成と切るのかな。以下▲同銀△5五角打▲8三飛△1九角成▲8一飛成のときに△2九馬(参考図)と桂をダイレクトに取れるのが▲3六飛と寄らせた効果です」(木村八段)
「これは厳しいですね。次に△4四桂があって」(阿部健四段)
「ここまで進むとまずいですから、先手はどこで変化するか。渡辺竜王もここは時間を使うでしょう」(木村八段)

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11時19分頃、34手目の図から渡辺竜王は▲3七銀としました。
「うん、やはり▲3六飛は先ほどの順で危険とみたのでしょうね」(木村八段)

(八雲)

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