第70期王将戦七番勝負第6局 Feed

2021年3月13日 (土)

手番の棋士が相手に次の手が分からないように、別室に移って封じ手の用紙に指し手を記入します。用紙は同じものを2枚作ってそれぞれ封筒に入れ、のりで封をした状態で対局室に戻ってきます。

Fuujite01 (封じ手を記入した永瀬王座が戻ってくる)

Fuujite03 (渡辺王将がサインを入れる)

Fuujite04(立会人の福崎九段に封じ手を渡す)

Fuujite05

Fuujite07 (駒を片づけて一礼。明日に指し継がれる)

以上で本日のブログ更新を終了します。2日目の戦いもお楽しみに。

さんべ縄文の森ミュージアムの発掘保存展示棟では当時の地面の高さまで降りていくことができます。土中に埋没した林として埋没林と呼ばれ、日本遺産にも認定されています。

Jomon06 (多数の流木が絡みつき、やはり当時の姿を残す)

Jomon07 (職員の説明を聞く両対局者)

Jomon08(縄文時代の姿そのままのスギの大木は圧巻)

Jomon09(スギに手を触れて記念撮影)

Jomon10 (こちらは受付棟にある展示)

対局前日、一行はさんべ荘から車で20分ほどの距離にある「さんべ縄文の森ミュージアム」を訪ね、記念撮影に臨みました。この地区では縄文時代に三瓶山が噴火を起こした際、何本もの樹木が長い幹を残したまま火山灰に埋もれました。ミュージアムでは、地中で腐らずに残った貴重な木々を発掘して当時の姿を再現しています。

Jomon01(三瓶山南麓にあるさんべ荘に対し、山を北に回り込んだ先にある)

Jomon02

Jomon03(雨中の見学となった。左手の入り口を入っていく)

Jomon04 (縄文の森発掘保存展示棟。地下空間に直立した木々を残す)

Jomon05 (展示や巨木などを見ながら回廊を下っていく)

Ousho202103130102_31_2上図から第5局と違う進行になりました。第5局では△6四銀▲7八金△7五歩と銀を使って動いていた永瀬王座、本局は△8六歩▲同歩△7五歩▲同歩に△8七角と角を打ち込んでいます。以下、▲7四歩△6四銀▲4八金で16時30分頃には下図まで進みました。

Ousho202103130102_39Hikae02 (控室で継ぎ盤を挟む福崎九段)

Hikae03 (相手は北浜八段)

昼食休憩前、控室でも揮毫が行われました。
Kigou11(昨日の両対局者の揮毫に正副立会人も署名を入れる)

Kigou12_2 (これにて完成。昨日は完成ではなかった)

Kigou13 (色紙にも揮毫)

Kigou14_2 (北浜八段は自作の詰将棋を色紙に)

Hiru22(記録係の高田三段が絹布で駒を磨いていた)

Hiru23第68回奨励会三段リーグ戦は2位。4月から晴れて四段昇段、棋士となる)

Hiru24 (指し直し局も永瀬王座が先に入室。14時52分だった)

Hiru25 (渡辺王将は14時58分の入室)

Hiru26 (着座し、取り出した懐中時計の鎖を巻く)

Hiru27(得意とする先手番となった渡辺王将)

Hiru28 (持ち時間を40分ほど多く消費している永瀬王座)

Hiru29(時間に余裕を持って駒を並べる)

対局開始までに盤側から両者の持ち時間の確認がありました。

千日手指し直し局の開始前の15時、両対局者に午後のおやつが用意されました。渡辺王将はアイスコーヒー、永瀬王座は苺(イチゴ)のショートケーキ、ホットコーヒー。ショートケーキは別室に出されています。

Oyatsu08 (渡辺王将のおやつ。飲み物のみ)

Oyatsu10 (永瀬王座のおやつ)

Oyatsu12 (午前のキウイに代えてメロンが添えられていた)