第69期王将戦七番勝負第7局 Feed

2020年3月26日 (木)
2020年3月25日 (水)

Ousho2020032501015218時、54分の考慮で53手目を渡辺王将が封じました。1日目の考慮時間は▲渡辺3時間54分、△広瀬3時間36分。対局は明日9時に再開します。
封じ手予想は、佐藤義九段が▲3五歩。中川八段も▲3五歩を本命と見ていますが「あえて他の手を挙げるとすれば▲5九銀左かな」と別の手も示してくれました。

本棋戦を主催しているスポーツニッポン新聞社は、サイクリングイベントの「スポニチ佐渡ロングライド210」を毎年5月に開催しています。佐渡島をほぼ1周する210kmのコースもあり、海沿いの絶景を味わうことができます。その縁もあって、王将戦の開催地には毎年、佐渡が選ばれているそうです。今年は5月17日に行われる予定です。

A7307177(日本百景に登録されている加茂湖)

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16時10分、図の局面で▲4二角成と踏み込んでいきました。駒損覚悟の攻めですが、渡辺王将は隙ありと判断したようです。対して△4二同玉が予想されますが、そこで▲2二飛成△同金▲7二角(参考図)とさらに過激にいく手が成立するかどうか。封じ手の時刻も近づいてきましたが、渡辺王将の方針に注目です。

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対局場の「佐渡グリーンホテルきらく」で王将戦が行われるのは、第66期王将戦七番勝負第5局以来のことで、今回で2回目となります。佐渡グリーンホテルきらくは両津港から車で5分ほどの距離にあり、全客室から金北山の山並みや、加茂湖が一望できます。

A7307163(ホテル外観)A7307161(お土産屋さん)A7307186(ホテルロビー)

A7307189(ひな人形)A7307191


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(ホテル別棟にある露天風呂の「朱鷺の舞湯」)

A7307185(椎崎温泉の湯が沸いている)

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次に△4五歩▲5七角△6五歩と仕掛けられるとまずいので、渡辺王将が▲2四歩と動いていきました。以下△同歩▲5五歩で下図。

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△4五歩の反発には▲2四角と踏み込もうとしています。後手としても△4三銀引では相手の言い分を通すことになるので、△4五歩と強気に応じるところかもしれません。

15時、対局室におやつが運ばれました。メニューは渡辺王将がホットコーヒーのみ、広瀬八段が佐渡の栃餅の大福とバニラアイス、ホットレモンティーです。

A7307100(渡辺王将は午前と同じくホットコーヒーのみ)

A7307195(広瀬八段のおやつ)

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A7307197(撮影用のおやつは佐藤義九段に食してもらった)