第66期王将戦七番勝負第1局
2017年1月 9日 (月)
千日手か否か
2日目対局再開
2日目昼食休憩
久保九段が考慮中
指し手が進んで、▲3一飛(51手目)で久保九段が手を止めました。11時30分、久保九段が先に残り3時間を切り、消費時間が逆転しています。ここで△4一飛▲同飛成△同金▲6一飛△5一飛▲同飛成△同金▲3一飛……と進めば千日手模様。現状は後手が角得なので、先手からの打開は難しそう。例えばここから△4一飛に▲3四飛成は、△4四歩と突かれて戦力差を主張されます。また、△4一飛▲同飛成△同金▲6一飛△5一飛に▲6四飛成は、6筋の歩が切れるので、あとで△6六歩が急所の筋になります。神谷八段は「飛車を成り返る手はあるんだけど……。(先手に)男気を見せてほしいけど、見せると負ける気がするなあ」と話します。先手からの打開が難しいとなると、焦点は後手からの打開が利くかどうか。久保九段の考慮は打開筋を探ってのものでしょうか。