2024年1月

2024年1月 8日 (月)

おはようございます。
大田原市の天気は晴れ。最高気温は6度、最低気温はマイナス3度。1日目よりも冷え込みが厳しくなっています。また、前夜に少し雪が降り、黒羽の街はうっすらと雪景色に変わっています。

対局2日目のスケジュールです。
9時   封じ手開封・対局再開
10時   現地大盤解説会開始
10時30分 デザート
12時30分 昼食休憩
13時30分 対局再開
15時   デザート
以降、終局まで

Img_7090 うっすらと雪景色に。道路に積もるほどではなかったようだ。

2024年1月 7日 (日)

Img_7045 菅井八段が別室へ。藤井王将と立会人の塚田九段が待つ。

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Img_7050 数分して封じ手を書き終えた菅井八段が戻って来た。

Img_7052 封じ手の封筒はいったん藤井王将に渡される。

Img_7056 藤井王将がサインを書き加える。

Img_7067 最後は菅井八段の手で立会人に引き渡す。

Img_7075 対局1日目が終了し駒が片付けられた。

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Img_7081 藤井王将が退室。菅井八段は最後に棋譜を確認した。

以上で一日目のブログ更新を終わります。
対局は明日9時に再開します。

20240107_5218時4分、この局面で菅井八段が封じる意志を示しました。53手目に使った時間は1時間23分。消費時間は▲菅井3時間56分、△藤井3時間39分。2日目は明日9時から開始されます。


【封じ手予想】
塚田九段=▲5六銀 千日手狙いではなく、△7四飛に▲4五歩と開戦する心積もりです。
松本七段=▲4七飛 第一感は塚田九段と同じとのことでしたが、ひねるなら、と示した飛車浮き。

Img_7037 対局場のホテル花月のロビーには過去の王将戦開催の記念品が展示されている。

Img_7035 展示されている中で最も古いものがこちら。日本将棋連盟の前会長と現会長の勝負だ。

Img_7033 第67期は関西勢対決だった。

Img_7034 直近がこちら。藤井の王将としての歴史はこの期から始まった。

2024010748図は15時30分頃の局面です。
先手が開戦するには▲4五歩(△同歩なら▲2二角成から▲7五銀で飛車を捕獲する狙い)が目に付く手です。ただし、2四角ににらまれた状態では△5七角成が生じるため、現状では▲4五歩と突けません。そこで、5七歩にヒモをつける▲6六角が浮かびますが、角を上がると△6四歩と反発される恐れがあります。焦点は先手が仕掛けることができるかどうか。仕掛けられなければ千日手も視野に入ります。序盤の勝負どころを迎えています。

Img_6984 菅井八段が序盤の難所を迎えている。

15時を回り、対局者のおやつが運ばれました。注文は、菅井八段が「地産フルーツの盛り合わせ」と「とちあいかで作った苺ジュース」、「アイスコーヒー」。藤井王将が「ガトーショコラ」と「とちあいかで作った苺ジュース」。

Img_7026 菅井八段の注文品
苺(とちあいか)、キウイフルーツ、シャインマスカット他

Img_7028 藤井王将の注文品。

Img_6976 再開10分前の対局室には菅井八段の姿。実は休憩に入ってから10分後には盤の前に戻って来ていた。

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Img_6994 藤井王将は再開の3分前に戻って来た。

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Img_6999 着座するなり盤をにらむ藤井王将。

Img_7010 ふと窓の外に視線を飛ばした。

Img_7014 再開が告げられたが菅井八段は指さず。報道陣の退出後に▲6五歩を着手した。