2022年2月
2022年2月11日 (金)
1日目午後の様子
1日目昼食休憩中の対局室
1日目昼食休憩・昼食のメニュー
前例に別れを告げる
1図は藤井竜王が△4三銀と雁木に構えた手に対して、渡辺王将が▲3五歩と仕掛けました。本局は昨年の7月3日に行われた第92期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第3局と同じ進行をたどっていました。
2図から前例は▲6六銀でしたが、本局は▲8八銀を選びました。当時、渡辺王将は「▲8八銀もありますけど手詰まりになるので。それも一局ですが」とコメントしています。本局は▲8八銀以下、△4一玉▲2四歩△同歩▲同角△2三歩▲4六角△6五桂▲3七桂△7五飛▲6八金右△3三桂▲3六銀△3四銀(3図)が実戦の進行です。

3図以下は▲3五歩△4三銀▲5八金△7二飛と進んでいます。






























注目の戦型は渡辺王将の先手で矢倉模様に進んでいます。1図は流行の立ち上がりで、じっくり組み合う相矢倉にはなりそうもありません。
現在は2図まで進んでいます。先手は▲4六銀と右銀を繰り出して攻勢の構えを採りました。後手は△4三銀と上がる雁木を含みにしており、どういった構想を描いているのでしょうか。











