2019年1月

2019年1月27日 (日)

図の局面で渡辺棋王が29分考えたところで12時30分となり、2日目の昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲久保5時間36分、△渡辺5時間22分。2日目の昼食の注文は久保王将が海鮮丼、渡辺棋王がカツ煮定食。対局は13時30分に再開されます。

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Sansuikan01(「料理旅館 山水館」。花の里温泉も売り) Sansuikan02(テラスから山水館を望む。全貌は見えない)Sansuikan03 (上からすべてを見るのも難しい)Sansuikan09 (エントランスに「祝 王将戦開催」ののぼり)
Sansuikan04

Sansuikan05

Sansuikan06 (山紫水明)Sansuikan07_2(増築記念で1986年に贈られた錦鯉の絵)Sansuikan08 (どこに飾ってあるか、探すのも一興)

10時30分、午前のおやつが運ばれました。久保王将はフルーツ盛り合わせとオレンジジュース、渡辺棋王は1日目の午前に続いて銘菓高槻城とホットコーヒーでした。Oyatsu07(久保王将のおやつ。フルーツ盛り合わせとオレンジジュース)Oyatsu09 (イチゴ、オレンジ、ブルーベリー、パイナップル、バナナ、メロンが盛ってある)Oyatsu10 (渡辺棋王のおやつ。銘菓高槻城とホットコーヒー)

王将戦は第69期より、2019年9月に主力業態である「大阪王将」が創業50周年を迎えるイートアンド株式会社(東京ヘッドオフィス:東京都品川区)が特別協賛することになりました。これに伴って王将戦は「大阪王将杯王将戦」という棋戦名になります。高槻市内にも5店舗があります。Ooo1(阪急高槻店。大盤解説会場の高槻現代劇場からは徒歩圏内)Ooo2 (こちらは高槻市役所前店)

高槻市は今回がタイトル戦、初開催。大阪市と京都市の中央に位置し、両立会人の桐山九段、浦野八段、記録係の古森四段をはじめ、ゆかりの棋士も多くいます。
Takatsuki01 (大盤解説会場「高槻現代劇場」最寄りは阪急高槻市駅)

JR東海道本線高槻駅は特急以外の電車がすべて止まり、大阪駅、新大阪駅、京都駅との行き来に重宝されています。また、大手私鉄の阪急電車京都線は京都市の繁華街の河原町駅と大阪中心部の梅田駅を結ぶ路線で、高槻市駅は平日はすべての列車が止まります。Takatsuki02 (JR高槻駅。京都・大阪まで最速15分以内で結ぶ)Takatsuki03 (JR高槻駅中央改札から南口に向かったところに、はにたん)Takatsuki04 (JR高槻駅北口の案内板。「歴史の散歩道」をアピール)Takatsuki05 (こちらには武人の埴輪が出迎える)

大まかな位置関係では高槻現代劇場、阪急高槻市駅、JR高槻駅はそれぞれ徒歩圏内。それら市街地中心部から西数キロに今城塚古墳。そこから北上、やや西寄りに山水館があります。

Takatsuki06 (高槻市案内図。南に淀川が沿って流れ、北部は山になっている)Takatsuki07 (今回の開催地を網羅。左やや下方にそれらしい形の今城塚古墳。対局場は左上)Takatsuki08 (「摂津峡」の「摂」の字のあたりに山水館はある)

190126_43封じ手の▲7八銀から△6六歩▲同角△同角▲同飛△6二飛▲6七飛と進みました。渡辺棋王は△6二飛とぶつけて飛車交換を権利にすると、久保王将は飛車を引いて△6七同飛成に▲同銀を用意。玉から遠い銀を手順に使う構想を見せました。控室では驚きの声とともに「いい手だ」の声も上がっています。

190126_49Kaifuu18 (開封された封じ手)Kaifuu19 (赤の矢印で指し手を示す)

Kaifuu07(記録係の古森四段が1日目の指し手を読み上げる)Kaifuu08 (それに従って一手一手を再現していく)Kaifuu10 (立会人の桐山九段が封筒にハサミを入れ……)Kaifuu11 (読み上げたあと、渡辺棋王に封じ手用紙を示す)Kaifuu13 (封じ手▲7八銀までの局面)Kaifuu14 (再開直後の渡辺棋王の表情)Kaifuu16 (2日目の戦いが始まる)

2日目の朝は1日目と同じように初形に駒を並べ、1日目の手順を再現していきます。1日目の準備よりも時間がかかる計算です。Kaifuu01(今朝は8時42分、先に渡辺棋王が入室)Kaifuu03 (着座して視線を上に)Kaifuu04 (久保王将は8時49分の入室)Kaifuu06 (まずは初形に並べていく)