2016年2月

2016年2月 4日 (木)

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図の▲2七銀の局面で羽生名人が32分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲郷田1時間27分、△羽生1時間52分。対局は13時30分再開です。対局者の昼食は、郷田王将が天ぷらうどん、羽生名人は天ざるそばです。

20160204_hiru2 (郷田王将の昼食)

20160204_hiru1 (羽生名人の昼食)

20160204_sekai_2(最近発売されたばかりの『将棋世界』2016年3月号。山崎隆之八段が表紙)

20160204_iiduka1 (飯塚七段が読んでいるのは、木村八段が回答を担当している「イメージと読みの将棋観」)

20160204_kimura3 (まだ十数手しか進んでおらず、控室はのんびりとした雰囲気。木村八段は日本将棋連盟モバイルで最近の棋譜を調べていた。王将戦の棋譜は毎日新聞の特設サイトでも観戦できる)20160204_kimura2本局について木村八段は「飛車を下(8二)まで引いたので、後手は持久戦を目指しています。そうなれば先手の利が生きないので、後手十分です。先手は横歩を狙うなど、自分から動ける展開にしたいですね。自分で切り開く駒組みになるかもしれません」と話しました(棋譜中継18手目コメントから)

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郷田王将の先手で始まった本局。局面は相掛かりに進みました。第1局から矢倉、角換わり、相掛かりと1局ずつ変わりました。相掛かりは郷田王将の得意戦法の一つ。前期七番勝負第7局で用いて勝ち、王将奪取を果たしました。
図は13手目▲7六歩の局面。▲7六歩はやや珍しく、▲3八銀が多数派でした。郷田王将の工夫に羽生名人は16分で△8六歩から歩交換しました。

20160204_gouda2_2 (対局前の郷田王将)

午前のおやつは、郷田王将がいちごのフレッシュジュース。いちごは地元名産の「とちおとめ」です。羽生名人はホットコーヒー。

20160204_oyatsu1 (郷田王将のおやつは、地元名産のいちご「とちおとめ」のフレッシュジュース)

20160204_oyatsu2 (羽生名人はホットコーヒーを注文)

20160204_asa5_2 (地元中学生が対局開始の様子を観戦する)

20160204_asa8_2 (大盤解説会場に場所を移して、木村八段と飯塚七段が質問に答えながら、対局のしきたりなどを解説する)

20160204_asa9_2 (木村八段と飯塚七段)

20160204_kimura1 (3人で相談しながら木村八段に挑む。手合いは平手だった)

20160204_kenbun1_2 (昨日の検分のときも地元の小・中学生や父兄が立ち会った)20160203_zenyasai13 (検分に立ち会った子どもたちは、前夜祭で豆まきに参加した)

20160203_zenyasai10_2 (鬼は外~)

定刻の9時になり、対局が開始されました。郷田王将の初手は▲2六歩。以下、△8四歩▲2五歩から相掛かりになりました。

20160204_asa6 (9時になったことを立会人の木村八段が宣言して、対局が開始された)
20160204_gouda1 (初手に▲2六歩を指す郷田王将)20160204_habu2 (羽生名人は△8四歩)