2015年3月
歓迎セレモニー
佐渡島に到着後、すぐに歓迎セレモニーが始まりました。
「ようこそ、豊かな自然、歴史、文化がかおる佐渡へお越しくださいました。多くの関係者の皆さまに厚く感謝申し上げます。佐渡での王将戦対局は、2007年の第56期王将戦七番勝負第7局以来3回目です。3たび対局開催されることをうれしく思います。佐渡は『佐渡島の3つの宝』として、3つの世界登録を目指しています。1つ目は佐渡の金銀山です。29年の世界遺産登録を目指しています。2つ目は世界農業遺産。トキとの共生を通じての環境教育などが認められまして、環境の島を象徴するものとして2011年6月に認定を受けました。3つ目はジオパークです。2013年9月に認定されました。歴史文化や伝統芸能を学ぶことで、金銀さんやトキが佐渡にあることがひもとけます。
世界のタイトルを目指す佐渡で、将棋界のタイトル戦を戦う二人には歴史に残る対局を期待しています」
「イレギュラーな日程となりましたが、持ち時間も大きく変わりませんので、影響なく対局できるかなと思います。皆さまの歓迎にこたえられるように頑張ります。2勝2敗となって三番勝負ですので、七番勝負にふさわしい良い内容の将棋を指せるよう頑張りたい」
「対局場へ前日に入れなかったことは初めてです。気をもんだこともありますが、関係者の皆さまは大変だったと思います。佐渡は今回は初めてです。対局や観光でまたうかがえたらと思っています」
戦型は角換わり
1日目対局開始
1日目の昼食
渡航
対局開始は13時半
10時50分頃、無事に佐渡市へ到着しました。第5局のスケジュールは以下のようになります。持ち時間は1時間減らし、各7時間です。
12日:13時半に対局開始 15時におやつ 18時に封じ手
13日:9時に対局開始 10時半におやつ 昼食休憩は12時半~13時半 15時におやつ 夕食休憩は18時~18時半
ニコニコ生放送初日
おはようございます
欠航
(対局者・関係者は新潟市「新潟港」から渡航を目指したが、ジェットフォイルは欠航が決定。カーフェリーが動くのを待つことになった)
(新潟港は信濃川の河口にある。風がとても強く、雪が横殴りに降っていた)
14時30分過ぎ、11日中のカーフェリーの欠航が決まりました。
(渡辺明王将、飯塚祐紀七段、片上大輔 日本将棋連盟常務理事)
【スポニチ Sponichi Annex 佐渡汽船のフェリーターミナルから望遠鏡で渡辺王将(右)と郷田九段は荒れる日本海の様子を見る】
【スポニチ Sponichi Annex 欠航したフェリーと荒れる日本海を背に、てるてる坊主を持って晴天を願った渡辺王将(左)と郷田九段】
※今日行われる予定だった検分、前夜祭は中止になりました。本日の更新は以上になります。
(紋蛇)