2015年1月22日 (木)

戦型は角換わり腰掛け銀

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戦型は角換わり腰掛け銀です。第1局と同じ戦型ですが、渡辺王将は△7四歩ではなく、△6五歩と位を取る形を選びました。

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上図の▲4八金は過去の実戦例にない手ですが、「このあとまた他の将棋と合流する可能性はあります」と畠山七段。参考棋譜を口頭で次々と提示してくれました。「▲斎藤(慎太郎五段)-△畠山鎮戦というのもあるのですが、それは(負けて)不愉快なのでなかったことにしてください」。斎藤五段は畠山七段門下です。

立会人の久保利明九段は「角換わりは予想していた戦型のひとつです。相居飛車にはなるかなと思っていました。いま郷田さんが▲4八金と指して工夫したところですが、どういう違いがあるのかすぐにはわからないですね。午後に入ったら郷田さんの狙いが見えてくると思います」。

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(検討する畠山鎮七段、久保利明九段、香川愛生女流王将。後ろにいる東和男七段は公務のためこのあと帰阪した)

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(畠山七段が演芸館で購入した「しまねっこ」とどじょうすくい踊りの菓子)