8五へ 11時過ぎ、渡辺王将は△6五銀と戻るのではなく、△8五銀と引きました。藤井九段は「これは▲9七角を牽制した手です。先手は浮いている8五の銀を狙いにいこうとしても、具体的にはちょっと難しい。ここで構想を練り直す感じになると思います。いつ▲2四歩△同歩▲同飛を入れるかというのも気になるところで、後手は受け方が難しいです。後手としては色々指したい手があります。例えば△7五歩と突けば相当いい形になります」と解説してくれました。 (写真は朝の渡辺王将)
控室の封じ手予想 封じ手について、永瀬六段は△2四銀と予想していました。 藤井九段は△7四歩を予想しています。「後手は変に駒を動かしたくないんだ。でも自分が対局者だったら指すかな、うーん……まあ候補手としてあげておきます」と話します。 行方八段の予想は△6五銀。「無難ですが、いっぺんには負けない指し方ですね」とのことです。 封じ手は△2四銀、△7四歩、△6五銀のどれか、はたまたそれ以外の手か。 明日の対局もお楽しみに。
封じ手 18時2分、図の局面で渡辺王将が54分考えて封じました。対局再開は明日の9時です。 (封じ手を書きにいった渡辺王将を待つ羽生三冠) (渡辺王将が封筒を携えて戻ってきた) (サインをして、渡辺王将へ戻す) (渡辺王将から藤井九段に預けて1日目が終了)