2024年8月18日 (日)

16時35分頃から検分が行われました。盤駒は九州在住の愛棋家・江藤寿展さんから提供されたものを使用します。3組の駒が用意され、藤井王位が住谷師作の清安書を選びました。

Dsc_2915(検分の様子)

Dsc_2907(藤井聡太王位)

Dsc_2867(渡辺明九段)

Dsc_3031(立会人の中田功八段が照明の確認をする)

Dsc_2947(西日本新聞のこども記者の皆さんも熱心にメモを取る)

Dsc_3045(検分は約10分で終了した)

Dsc_3055(本局で使用される住谷師作の清安書の駒)

Dsc_3064(王将と玉将)

藤井聡太王位に渡辺明九段が挑戦する伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦七番勝負は、第3局を終えて藤井王位が2勝1敗でリードしています。西日本新聞社が主催する第4局は8月19、20日(月・火)の両日に佐賀県唐津市「洋々閣」で行われます。対局開始、再開は両日ともに9時。先手は渡辺明九段。持ち時間は各8時間。立会人は中田功八段、副立会人と現地大盤解説を豊川孝弘七段、聞き手を武富礼衣女流初段、記録係を関祐人三段(井上慶太九段門下)が務めます。観戦記の執筆は小池大志さんが担当します。
現地では前夜祭や大盤解説会が行われますが、事前申し込み制で、受付はすべて終了しています。
インターネット中継は棋譜コメント入力を夏芽、ブログを琵琶が担当いたします。どうぞ、よろしくお願いいたします。

【西日本新聞】
https://www.nishinippon.co.jp/
【伊藤園お~いお茶】
https://www.itoen.jp/oiocha/
【唐津市】
https://www.city.karatsu.lg.jp/
【QTnet】
https://www.qtnet.co.jp/
【nepia】
https://www.nepia.co.jp/
【棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/65/oui202408190101.html

2024年7月31日 (水)

Img_1183(2勝目を挙げた藤井聡太王位)
□藤井王位のインタビュー

――渡辺挑戦者の△7五歩(30手目)に対する▲同歩は、3時間超えの長考でした。
 直前の手が△7三桂だったので、仕掛けてこられる順は有力なのかなと。実際に仕掛けられて、思った以上にどうすればいいか分からず、難しい局面になってしまったかなという気がしていました。本譜のように進むと、9筋の突き合いが入っていないのが、こちらにとって損になってしまっているので、封じ手の辺りは自信がない展開でした。

――△2四同飛(58手目)で、局面が険しくなりました。 
 △9四角(56手目)が厳しい一手で、▲3四歩に代えて▲4四角から▲5六銀で受けに回って頑張るほうがいいかなとも思ったんですけども、それもちょっと自信がない気がしました。本譜はやはり苦しい形になってしまいました。

――▲2一飛(63手目)と打って攻めに転じました。
 駒効率がよくならず、こちらの玉も手を入れても安定しない形ですし、ちょっともつれそうな印象を受けていました。

――挑戦者の△6九飛から△6七角成(68手目から70手目)をきっかけに、激戦の終盤が始まりました。
 持ち歩が1歩しかなく、攻めも細くて苦しいのかなと思って指していました。

――一局を振り返って。
 仕掛けられたところで、いい対応が分からず、少し自信のない局面になってしまいました。最後はどうなっているか、ずっと分からなかったんですが、進んでみるとこちらの玉を手順に安全にする手が生じて、そのあたりで勝ちになったのではないかと思いました。

――次局に向けて。
 第4局まで少し間が空くことになるので、しっかりといい状態で臨みたいと思います。

Img_1186(渡辺明九段は悔しそうな様子をにじませた)
■敗れた渡辺九段のインタビュー
――序盤の仕掛けのあたりは、どのように見ていましたか。
 どんな形でも仕掛けようかなと思っていました。先手の対応する形はいっぱいあるので、それを見てから進めようかなと思っていました。

――△2四同飛から局面が険しくなりました。
 △同飛も△同歩もあるかなと思ったんですけど、指せていると思っていたので、△同飛でいった方がいいかなと思いました。しかし、▲2一飛(63手目)で長考したので、どうだったのかなと。昼休み段階では考えていない手順になりました。

――中盤戦を振り返って。
 最初は△6九飛(68手目)に代えて△7六桂の予定だったんですけど、成算が持てないので、△6九飛といくしかないのかなと。かなり怖い変化になるのは、仕方ないのかなと思っていました。

――一局を振り返って。
 終盤で何かあったかどうか。いろんな手段があるとは思うのですが、わかりませんでした。

――次局に向けて。
 間にほかの棋戦もあるので、日程が近くなったら、作戦を練って臨みたいと思います。

Img_1190

Oui202407300101_111七番勝負第3局は111手で藤井王位の勝ちとなりました。終局時刻は19時14分。消費時間は▲藤井7時間58分、△渡辺7時間59分。七番勝負は藤井王位が2勝1敗としました。第4局は8月19日(月)から20日(火)にかけて、佐賀県唐津市「洋々閣」で行われます。