2024年7月31日 (水)

2024073095渡辺九段は上図から△5七金と詰めろをかけました。しかし、そこで▲4五銀右△同歩▲同銀が妙手順。以下△同玉▲2七角の順は、4八の桂が攻めに働きます。絶体絶命に見える先手玉ながら、控室では藤井王位が抜け出したのでは、との評判です。
渡辺九段は残り時間が5分となり、秒読みが始まりました。

2024073085藤井王位は自玉の詰めろをほどくために、強力な馬を消しにかかります。小林健九段は△5五香▲5七飛△同香成だと、▲6六桂△6五玉に▲7四角(変化図)から後手玉の詰み筋に言及しました。
202407309130分以上を残す渡辺九段は、▲5六飛に手を止めました。本当に危険なのは、果たしてどちらの玉なのでしょうか。
Img_0797(藤井玉を追い詰めたようでも、ワナが張られている)

2024073080図の△5七同馬で、先手玉に△6八金までの詰めろがかかりました。小林健九段は「大詰めです」と口にします。藤井王位は△5七同馬の局面で9分を消費し、残り時間は10分。記録係の秒読みが始まりました。
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2024073068渡辺九段は1時間超えの長考で、△6九飛と捨てました。以下▲同玉△6七角成▲5八金△6六馬▲3五香△3四桂と、せきを切ったように進みます。2024073074後手は金取りを受け、銀取りや△5七桂成を楽しみにしています。先手は貴重な手番で、後手玉に迫れるでしょうか。
△3四桂の局面で、残り時間は▲藤井26分、△渡辺58分です。
Img_1138(渡辺九段は1時間超えの長考で強く踏み込んだ)

202407306516時5分頃、藤井王位は53分の長考で、▲3三歩成と桂を取って王手をかけました。この手の考慮中に、残り時間は30分を切りました。対して渡辺九段は2時間4分を残し、時間差がついています。
Img_0991(急所となりうる局面で、藤井王位は惜しみなく時間を投入した)