2019年9月 9日 (月)

25_212時30分、図の局面で豊島王位が36分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲木村2時間4分、△豊島1時間11分。昼食の注文は両者ともに「陣屋特製豚漬け重」と「抹茶」です。対局は13時30分に再開します。

Img_6731 陣屋特製豚漬け重。

Img_6734 地元ブランドの「やまと豚」が使われている。

25前図から木村九段は1時間11分の長考で▲7六歩と突きました。角がぶつかって緊張感が高まっています。この手は控室で検討していた佐々木勇七段が本命視していた手。この先の読み筋を図面で紹介します。

▲7六歩以下、△3五歩▲2二角成△同銀▲7七桂で参考1図。

29上図から△5五飛▲6六角△5四飛▲3五銀△6四歩(参考2図)は長い戦いになる。「いい勝負だと思います」と佐々木勇七段。

34戻って参考1図から「△3三桂が練習将棋で本田奎四段に指された手」と佐々木勇七段。以下▲8五桂△3六歩(参考3図)で激しい戦いになるとのことです。

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立会人の先崎九段、副立会人の佐々木勇七段と陣屋の庭と周辺を散策しました。

Img_6633 陣屋には50回ぐらいは来ている、という先崎九段に案内してもらった。将棋の仕事抜きでプライベートでも何度も訪れているとのことだ。

Img_6649 昔はタイトル戦というとテレビの撮影スタッフなども大勢いて、鶴巻温泉界隈の居酒屋、スナックが関係者で一杯になっていたとのこと。

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Img_6661 外はフェーン現象で猛烈な暑さ。10分ほどで帰ることにした。

Img_6644看板前で記念撮影。

24図は10時40分過ぎの局面。
散策から戻ると図の局面で木村九段が手を止めているところで、先崎九段はさっそく検討を始めました。
「形は玉を寄るか上がるかなんですよ。▲6八玉は△7四歩から攻められる形になったときにバランスがいい。でも、△3五歩▲2七銀△8四飛からひねり飛車みたいに指されたときに進展性がない。▲6九玉は▲6八銀~▲7九玉と進展性はありますけど、△7四歩のときがどうか」(先崎九段)

10時過ぎ、対局者におやつが運ばれました。注文は木村九段が「練り切り」と「コーヒー」。豊島王位が「季節のフルーツ」で飲み物の注文はありませんでした。

Img_6612 練り切りとコーヒー。

Img_6599 季節のフルーツ。

Img_6622 撮影用の和菓子は佐々木勇七段に食べてもらった。

16図は9時40分の局面。
豊島王位は△9四歩の一手に20分使いました。序盤であまり時間を使わない豊島王位がこれだけ考えるのはあまり見ません。序盤の重要な局面のようです。副立会に佐々木勇七段は、この△9四歩を予想し、詳しく解説していました。以下、棋譜コメントの抜粋です。

「木村さんが用意していた作戦だと思います。先手は棒銀にするつもりではなく、腰掛け銀を目指していると思います。後手は次に▲4六歩とスムーズに突かれたくないので、△9四歩と突いてみたいです」(佐々木勇七段)
詳しい変化の解説は棋譜コメント15手目をご覧ください。

Img_6597 序盤から熱心に解説する佐々木勇七段。