立会人の先崎九段、副立会人の佐々木勇七段と陣屋の庭と周辺を散策しました。
陣屋には50回ぐらいは来ている、という先崎九段に案内してもらった。将棋の仕事抜きでプライベートでも何度も訪れているとのことだ。
昔はタイトル戦というとテレビの撮影スタッフなども大勢いて、鶴巻温泉界隈の居酒屋、スナックが関係者で一杯になっていたとのこと。
図は10時40分過ぎの局面。
散策から戻ると図の局面で木村九段が手を止めているところで、先崎九段はさっそく検討を始めました。
「形は玉を寄るか上がるかなんですよ。▲6八玉は△7四歩から攻められる形になったときにバランスがいい。でも、△3五歩▲2七銀△8四飛からひねり飛車みたいに指されたときに進展性がない。▲6九玉は▲6八銀~▲7九玉と進展性はありますけど、△7四歩のときがどうか」(先崎九段)