2020年7月 1日 (水)

木村王位は本シリーズでタイトル戦登場8回。その歩みを下の表にまとめました。初めてのタイトル戦登場は32歳、七段のときでした。2009年に9戦目にしてタイトル戦初勝利を挙げると、何度も相手をカド番に追い込みます。タイトル獲得を目前にしながらもなかなか果たせませんでしたが、前期七番勝負第7局は自身9回目の「勝てばタイトル獲得」の将棋をものにしました。46歳3ヵ月、史上最年長の初タイトル獲得までの歩みは、まさに百折不撓。揮毫にも使われますが、何回失敗しても志を曲げないことを意味します。登場した王位戦七番勝負はすべて第7局まで戦っている点も特筆されます。

Kimura(表はクリックで大きくなります)

Kimura08 (2手目△8四歩を指す木村王位)

両者が駒を並べ終わると、第1局につき、振り駒で先後を決定します。記録係が上座の棋士(本局は木村王位)の3~7筋の歩を手に取り、よく振って白布に散らします。歩が多く出れば上座の棋士、と金が多く出れば下座の棋士の先手になります。

Asa10 (記録係が白布を広げる)

Asa12 (両手でよく振り、白布に散らす)

Asa14(と金が3枚)

と金が3枚出たので、本局の先手は藤井聡七段です。振り駒は第2~6局は行わず、そこまでは奇数局が藤井聡七段、偶数局が木村王位がそれぞれ先手になります。3勝3敗で第7局を迎えた場合は改めて振り駒で第7局の先後を決めます。

Kimura07 (振り駒に使われた歩を再び並べ直す木村王位)

Fujii03 (藤井聡七段が先に入場。8時35分だった)

Asa08 (関係者が盤側に集う。立会人の谷川九段も和服でスタンバイ)

Kimura03 (木村王位は8時41分の入場)

Asa09 (両者着座)

Kimura05(上座の木村王位が駒を取り出す)

駒を取り出したらすぐに互いに並べていきます。

木村王位の振り歩先による振り駒の結果はと金が3枚。藤井七段の先手に決まりました。定刻の9時に対局は開始されました。

Fujii01 (先手の藤井聡太七段)

Kimura01 (後手の木村一基王位)

Asa03 (対局開始の一礼)