2020年7月 1日 (水)

対局開始まで(3)

両者が駒を並べ終わると、第1局につき、振り駒で先後を決定します。記録係が上座の棋士(本局は木村王位)の3~7筋の歩を手に取り、よく振って白布に散らします。歩が多く出れば上座の棋士、と金が多く出れば下座の棋士の先手になります。

Asa10 (記録係が白布を広げる)

Asa12 (両手でよく振り、白布に散らす)

Asa14(と金が3枚)

と金が3枚出たので、本局の先手は藤井聡七段です。振り駒は第2~6局は行わず、そこまでは奇数局が藤井聡七段、偶数局が木村王位がそれぞれ先手になります。3勝3敗で第7局を迎えた場合は改めて振り駒で第7局の先後を決めます。

Kimura07 (振り駒に使われた歩を再び並べ直す木村王位)