
99手で藤井王位が勝ちました。終局時刻は18時21分。消費時間は、▲藤井王位7時間26分、△豊島九段7時間59分。第3局は7月20・21日(水・木)兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」で行われます。

99手で藤井王位が勝ちました。終局時刻は18時21分。消費時間は、▲藤井王位7時間26分、△豊島九段7時間59分。第3局は7月20・21日(水・木)兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」で行われます。

図は▲2五桂と上部に逃げられないようにしたところです。控室では△9五歩が有力視されています。

△9六桂▲同香△9七銀▲同玉△9九飛成からの詰めろです。控室では△9五歩に▲3一銀△1一玉▲1二歩△同玉▲3二竜△2二歩まで並べられました。
後手玉は詰みません。となると、△2二歩に先手は▲8五桂と脱出路を開いて詰めろを解除するしかないですが、いかにも不安な格好です。例えば△6八銀や△9六桂、△7七歩などが映ります。「こんな危ない思いをする?」と深浦九段と中村太七段は声をそろえます。終盤の入り口は先手がもっと手堅く勝てそうに見えたため、どこかで間違えてギリギリになっている可能性があります。
深浦九段に師匠・花村元司九段の定山渓対局を振り返ってもらいました。1962年の第3期王位戦七番勝負第4局▲花村八段-△大山王位の対局は、大山3連勝で迎えた一番です(肩書・段位はいずれも当時)。
花村九段の棋風について、深浦九段は「あちこちから手を作ります」と語ります。実戦は▲5五歩△同歩▲6六銀とし、後に▲5五銀から▲5八飛と中央に戦力を集中させました。ただ、図の△3四銀が5筋を薄くして動きを誘ったようにも見えるので、難しい駆け引きです。

▲4三角に絶妙の手順があります。△1二角▲6一角成△3三玉です。
玉寄りは▲4三歩成を防ぎながら、端角の利きを通す攻防手です。以下▲7七銀△5六銀▲5八金寄△5五桂と進みました。
銀をグイッと出て、角と連携して6七の地点を狙うことに成功しています。△5五桂に▲6八金上と受けるも、△4六歩からのと金攻めが厳しく、以下は花村八段の猛攻を大山王位がいなして王位3連覇を決めています。
「▲4三角に△1二角から△3三玉で思い出しました。10年以上前に大山康晴全集で並べた記憶があります。なかなか考えられない受けでした」と深浦九段。定山渓で生まれた名手順でした。
Youtubeチャンネル「中日新聞 東京新聞 将棋【公式】」では、2日目昼食休憩時点での副立会人・中村太地七段による見解をご覧になれます。
【「藤井王位はアクセル全開!」王位戦第2局副立会人・中村太地七段インタビュー】
https://www.youtube.com/watch?v=P1tzbULHmec