8時41分に永瀬九段、48分に藤井王位が入室。定刻の9時に対局が始まりました。
【1、2局の「角換わり腰掛け銀」とは違う戦型に|北海道新聞デジタル】
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1192203/
【永瀬九段 7六歩 藤井王位 3四歩|YouTube 中日新聞 東京新聞 将棋】
https://www.youtube.com/watch?v=mduFS7W4GSU
1日目スケジュール
前夜祭(5)
対局関係者の見どころ紹介です。山口女流三段が進行役となり、島九段、阿部健七段、瀬川六段が見どころを語りました。
島朗九段「永瀬さんが押し込んでいるけど、藤井さんが崩れず、ねじり合いになる。質のいい将棋で、結果よりも内容がいつもすごくて感動している。強い人の将棋はAIの示した最善手を指さなくてもパーセンテージがほとんど動かないのは感動があります」
阿部健七段「個人的には第1局と同じく相早繰り銀になってほしいと思っています。立会人の好きな戦型を指す棋士もいますので期待したいです」
瀬川六段「阿部さんは早繰り銀が得意ですが、永瀬さんはそういうタイプではないでしょう。相腰掛け銀がいちばん有力かなと思います。もしかしたら千日手も」
山口女流三段「戦型が楽しみです。腰掛け銀になったら藤井先生が後手番でどんな指し方をするのか。早繰り銀になったら永瀬先生が先手番でどうよくしていくか」
(中締めのあいさつ 山崎雅生・北海道エアポート 代表取締役社長)
「新千歳空港という場で記念すべき対局が開催されることを本当にうれしく思っております。北海道エアポートは全部で7空港を運営しておりますので、他の6空港を順番に開催していただきたいなと思っております。人類の頭脳と頭脳のぶつかり合いが見られることを本当にうれしく思っております。若い人たちにも将棋に興味を持っていただくいい機会だと思っております」
以上で対局前日のブログ更新を終わります。
明日もよろしくお願いします。
前夜祭(4)
前夜祭(3)
第3局の対局関係者もあいさつをしました。
「北海道は子どもの頃からずいぶん来させていただいて、新千歳空港も何度伺ったかわかりません。千歳の素晴らしい地で、これだけじっくりとお仕事ができることを幸せに思っております。藤井さんと永瀬さんの将棋はいつも熱戦になります。皆さんと一緒に楽しむ2日間にしたいと思っております」
「北海道は研修会や個人的にもたくさん旅行していて、離島以外の空港にはすべて行ったことがあります。北海道に縁があって副立会人を務めさせていただきます。新千歳空港は旅行の最後にビジネスラウンジで過ごすことが多いです。今回はホテルで将棋をじっくり観戦させていただけるのは光栄です」
「2日間、記録係を務めさせていただきます。タイトル戦の記録は14回目ぐらいになります。最高峰の対局をいちばん近くで見ることができます。明日から緊迫感とともに勉強できることを楽しみにしております」
「聞き手のお仕事は1年ぐらいやっていなかったのですが、楽しみすぎてお受けしました。明日はどんな対局になるのかワクワクしています。大盤解説会で皆さんと一緒に楽しみたいと思っております」
前夜祭(2)
【藤井王位と永瀬九段、千歳に触れ笑顔 前夜祭でファン花束|北海道新聞デジタル】
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1192071/
「北海道の空の玄関口である新千歳空港での対局ですが、今日は飛行機ではなく鉄道でやってまいりました。北海道の景色を存分に楽しむことができました。先ほど空港の専用の除雪車両や消防車といった普段は見ることができない大変貴重なものを見学させていただきました。2本の滑走路が一望できる素晴らしい環境で、明日からの対局ではリフレッシュしながら2日間を通して集中をして、皆さまに最後まで楽しんでいただけるような熱戦をお見せできるように全力を尽くしたいと思っています」
「北海道に伺うのは2度目になります。新千歳空港に伺うのは今回が初めてです。除雪車や消防車を見せていただき、車両にも乗せていただきました。車高が高く、とても貴重な経験をさせていただきました。北海道は海の幸と雄大な大地で育ったお肉がおいしい、という印象があります。今日の夜から北海道を堪能させていただくのですが、メニューを見てこんなに悩んだのは初めてかもしれません。明日は第3局となります。ここまで厳しい星取りになっていますが、一局一局、目の前の将棋、目の前の局面に集中して、いい将棋を、と思っております」