2023年7月26日 (水)

20230725102時刻は18時を回りました。△7五歩までの消費時間は▲藤井6時間52分、△佐々木7時間42分。
この局面で藤井王位は30分考えて、18時現在で残り時間は38分に。佐々木七段との時間差が縮まってきています。
現局面に至るまでに木村九段がポイントして挙げたのが以下の局面です。

2023072587_287手目の▲4二銀。この手が好手でした。
「藤井王位はこの手で攻めが続くと見て、ここまで組み立てて来たのでしょう」と木村九段。
流れは藤井王位に一気に傾きかけましたが、そこを踏みとどまったのが次の図です。

20230725100100手目の△5二銀が佐々木七段の粘り強さが出た一手。この手で踏みとどまったことで、現局面で藤井王位が長考することになっているようです。
ここからは互いに死力を尽くした勝負になりそうです。

Img_2401小樽の街並み。

2023072587図は16時45分頃の局面。▲4二銀までの消費時間は▲藤井6時間31分、△佐々木7時間24分。
長考合戦から一転して、両者の指し手がペースアップ。10手ほど一気に進みました。図の▲4二銀は、AIが第一候補に挙げていた手で、次の狙いは▲3一角です。控室の木村九段は「▲4二銀は浮かばないなあ」と言っていましたが、藤井王位はノータイムで銀を打ちました。当初からの予定だったようです。佐々木七段は残り時間が40分を切っています。ペースアップして追い上げることができるかどうか。正念場を迎えています。

Img_2442 残り時間が少なくなった佐々木七段。ここを耐えらえるか。

2023072575_2図は15時40分頃の局面。木村九段に見解を聞きました。
「▲4七金はとても落ち着いた手です。先手は4五に桂が跳ねているので、攻めにはなっています。ただ、一気に激しく攻める展開は望めないので、基本的にはゆっくり攻めていくことになります。後手は馬を作っていますが、その馬があまり働いていないので、藤井王位は悪くはないと思っているんじゃないかな。長めの勝負になるとは思いますが、このあと後手がどうするかで激しくなる可能性もありますね。ここ数手が勝負どころだと思います。数手後には差がついているかもしれません」(木村九段)

Img_2465 藤井王位の模様が少しいいと見られている。

15時を回り、対局者におやつが運ばれました。注文は、藤井王位が「ニトリ観光果樹園りんごジュース」と「ニトリ観光果樹園ぶどうジュース」、佐々木七段が「ココナッツのブランマンジェ」と「ホットコーヒー」。

Img_2493藤井王位の注文。

Img_2502 佐々木七段の注文。

※写真は撮影用に注文したものです。

15時から北海道新聞社特設サイトで、飯島八段と久津女流三段によるオンライン解説会が始まります。みなさまどうぞご覧ください。

【北海道新聞社 オンライン解説配信】
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/881182/

Img_2479 飯島八段と久津女流三段がスタジオ入りしてスタンバイ中。