時刻は18時を回りました。△7五歩までの消費時間は▲藤井6時間52分、△佐々木7時間42分。
この局面で藤井王位は30分考えて、18時現在で残り時間は38分に。佐々木七段との時間差が縮まってきています。
現局面に至るまでに木村九段がポイントして挙げたのが以下の局面です。
87手目の▲4二銀。この手が好手でした。
「藤井王位はこの手で攻めが続くと見て、ここまで組み立てて来たのでしょう」と木村九段。
流れは藤井王位に一気に傾きかけましたが、そこを踏みとどまったのが次の図です。
100手目の△5二銀が佐々木七段の粘り強さが出た一手。この手で踏みとどまったことで、現局面で藤井王位が長考することになっているようです。
ここからは互いに死力を尽くした勝負になりそうです。