2023年8月21日 (月)

対局1日目の動画中継に関するご案内です。

■ABEMA
【1日目】
https://abema.tv/channels/shogi/slots/9gco17AqhQha1m
<日時>8月22日(火) 8時30分から19時30分まで
<出演>梶浦宏孝七段、門倉啓太五段、中村真梨花女流四段、脇田菜々子女流初段

以上で本日のブログ更新を終了します。
第5局は明日9時に対局開始です。どのような将棋になるでしょうか。
ご期待ください。

両対局者が去ったあと、中村修九段と武市七段、藤井女流初段による見どころ紹介が行われました。
Img_0940(左から武市・副立会人、中村修・立会人。進行は藤井奈々女流初段が務めた)

Img_0951 「ここまで藤井王位の3勝1敗で第5局を迎えた状況ですが、佐々木七段の師匠の深浦康市九段が、過去に王位戦で3連敗から4連勝という成績でタイトルを防衛された例があります。佐々木七段も同じ例をたどって逆襲が始まるのか、もしくは藤井王位が第5局で貫録を示すのか。熱い対局が予想されるのですが、こちらの戦型を予想をお願いします」(藤井女流初段)
Img_0959 「藤井王位が先手で、基本は角換わりと相掛かりが2大戦法なのですが、第4局で藤井王位が相掛かりで負けましたので、多分その将棋を研究されるというか、頭に残っていると思うので、私は相掛かりかなと思っています。もちろん角換わりも得意ですけれども。おそらく90パーセントぐらいの確率で相掛かり、ただ、私の予想は90パーセントぐらいの確率で外れるので。もうひとつ横歩取りというのがありまして、この戦法は序盤で1歩損するのですが、唯一後手番が主導権を握れる可能性があるので、佐々木七段がこの第5局に向けて横歩取りを指す、という可能性はあります。なんといっても藤井王位の先手番の勝率が人間離れしていますから。その意味では藤井王位の先手番に『好きなように指してください』といって受けて立つのは相当厳しいと思います。もちろん研究熱心な佐々木七段なので、そういう風に指すことも多いと思いますが、二日制の将棋も慣れてきたとおっしゃっていましたし、第4局で1つ返したので、かなり期待できると思っています」(中村修九段)
Img_0967 「私は、もう引退して10年になりますし、今は初級者指導に力を入れています。最近は『観る将』という方がたくさんいらっしゃいますが、そういう方々は、この機会に将棋を覚えてほしいですね。明日の戦型は相居飛車になると思います」(武市七段)
Img_0964(明日はどのような戦型になるか、興味は尽きない)

(書き起こし=夏芽)

関係者のあいさつが終わり、続いて対局者の決意表明が行われました。
Img_0901(藤井聡太王位)
「渭水苑さまには毎年素晴らしい対局環境を整えていただいていますので、明日も集中して対局に臨めればと思っています。面白い内容にして、精一杯頑張っていけたらと思っています」

Img_0910(佐々木大地七段)
「星取りは依然として苦しいですが、二日制をじゅうぶん楽しみながら、自分らしい将棋を指していきたいと思います」

Img_0925(決意表明のあと、記念撮影の時間が設けられた)
Img_0935(ほどなくして、両者は会場をあとにした)

対局者の登壇後、関係者のあいさつが行われました。
Img_0885(池上治徳・一般社団法人徳島新聞社理事社長)
「4勝先取の王位戦で、第5局の徳島対局が実現したことは、おふたりの力と力が一局一局、盤面で激しくぶつかり合った結果であるとともに、対局を間近で見たいという徳島のファンの強い思いが引き寄せたと感じております。藤井王位が徳島の地でタイトルを防衛し、前人未踏の八冠へ挑戦するのか。佐々木七段が2連勝し、第6局に望みをつなげるのか。徳島対局が大勝負になることを期待しております」
Img_0892(清水市代・公益社団法人日本将棋連盟常務理事)
「昨年の王位戦の記者会見で、藤井王位は徳島の印象を聞かれて『大変自然豊かなところだと思います』とお答えになっていらっしゃいました。そして、先ごろ発売された将棋年鑑に『思わずテンションが上がってしまう場所はどこですか?』という質問があったのですが、奇しくも佐々木挑戦者は『自然豊かなところです』とお答えになってられました。まさに徳島は自然豊か。お迎えいただくファンの皆さまのおもてなしの心が温かく、心豊かにしてくれる場所でございます。明日の第5局、どうぞ最後までご注目いただければと思います」
Img_0897(品川長久・株式会社伊藤園中四国九州地域営業本部本部長)
「私ども伊藤園は、日本の伝統的な俳句、歌舞伎、大相撲、そしてこれだけ多くのファンに愛されている将棋に関しても、第62期より王位戦の特別協賛をさせていだいております。お~いお茶に関しましては気分を変えたいとき、頭をリセットしたいとき、そういうときのクリエイティブサポート飲料として楽しまれています。明日、明後日の対局に関しましても、お~いお茶が少しでも、おふたりのサポートになり、素晴らしい歴史に残る対局になるよう楽しみにしております」

(書き起こし=夏芽)

18時から前夜祭イベント「ファンとの集い」が始まりました。
場所は渭水苑前の「祥雲閣」です。23日に武市七段と藤井奈々女流初段の指導対局が指され、大盤解説会が行われます。

Img_0860(会場は祥雲閣の2階)
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Img_0879(両対局者が登壇した)
Img_0953(抽選会の賞品は直筆色紙だった)

記念撮影のあと、対局者は主催紙のインタビューに臨みました。
Img_0847「第4局は内容的に反省点が多かったので、少しでも改善して、いい内容の将棋になるようにしたいと思っています。こちらの対局場で指させていただくのは3回目ですが、過去2回は集中して指すことができましたし、毎年、徳島の方々が楽しみにしていただいている対局だと思うので、期待に応えられるような内容にできればと思っています。佐々木七段とはこれまで10局近く指しましたが、バランス感覚が非常に優れているという印象が強くて、気がつきづらい手を拾って、うまくバランスを保たれたり、リードを奪われたりすることが多いかなと感じています」

Img_0843「追い詰められた状況ですが、普段と変わらず自然体で臨みたいと思います。後手番でまだ一度も勝ちを挙げておらず、課題は山積みですが、自分なりに精一杯準備してきたので、悔いのないようにしたいと思います。大局観や指し手の精度という部分で、藤井王位の強さを感じています。前回の1勝を励みにして、前向きな気持ちで徳島対局を迎えられました。師匠(深浦康市九段)が3連敗から4連勝というのは、改めてすごいなと感じました。自分には残された道がそれしかないので、精一杯力を出し切ろうと感じました。藤井王位は受け将棋かなと思います。こちらの押し引きに的確に対応され、距離感をつかむのがうまい印象です。ときに予想を遥かに上回るような手を指され、準備段階からかなり苦労してどこが弱点か、常に模索している状態です。注目度の高い戦いなので、熱戦をお見せできるように頑張りたいです」