戦型は角換わり早繰り銀です。戦型選択の最初の分岐点は5手目。最近の流行は▲7八金で相掛かりですが、羽生九段は▲7六歩で角換わりを志向しました。研究勝負の側面が強い戦型で、ベテランは避ける傾向もありますが、羽生九段はいまも最前線で戦っています。3月30日の真田圭一八段戦(棋王戦予選)では、80手台まで前例のある将棋を指していました。
さて、図では▲6六歩や▲5八玉もよく指されていますが、羽生九段は▲3五歩と積極的に仕掛けました。前例は15局。古くからある形ですが、宮嶋健太四段が2025年から5局も指して注目されている形です。
(初手▲2六歩)
(2手目△8四歩)