お~いお茶杯第65期王位戦七番勝負第2局 Feed

2024年7月17日 (水)

本局の模様はABEMAで中継されます。1日目は中川大輔八段、門倉啓太五段、武富礼衣女流初段、和田はな女流1級が出演。2日目は大石直嗣七段、金井恒太六段、本田小百合女流三段、貞升南女流二段が出演します。
大盤解説会は2日目に現地、東京の駒テラス西参道の2ヵ所で開催されます(現地チケットは完売しています)。現地は野月八段と久津女流三段、駒テラス西参道は飯島栄治八段と武富女流初段が担当します。

【ABEMA(1日目)】
https://abema.tv/channels/shogi/slots/9MM4XHYpeWBC8X

【ABEMA(2日目)】
https://abema.tv/channels/shogi/slots/9MM4Xu3RzEoiWB

【駒テラス西参道 伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦 第2局 大盤解説会|イベント|日本将棋連盟】
https://www.shogi.or.jp/event/2024/07/65_2_1.html

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2024年7月16日 (火)

両対局者の退場後に、久津女流三段の司会で明日の見どころが語られました。森内九段は「五稜郭タワーの取材では函館対局の盛り上がりを感じた。第2局は先手番の渡辺さんが誘導することになる。戦型は先手番の勝率がいい角換わり腰掛け銀と予想」、野月八段は「渡辺さんは函館でのここ数日間がすごく楽しかったそう。第1局の敗戦は引きずっていないと感じた。戦型は第1局でうまくいっていた相掛かり」とそれぞれ語りました。

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藤井王位は「函館は初めて。海の幸など食べ物がおいしいイメージがあり、食事やおやつのメニューで対局前から長考していた。明日から2日間の長い戦いになる。一手一手に読みを入れて、皆さまに楽しんでいただけるような将棋が指せれば」、渡辺九段は「函館はタイトル戦を指したこともあるが、趣味の競馬で毎年のように来ている。将棋の指導会もやっていて、愛着のある土地になりつつある。第1局は残念な結果だったが、大きな反響をいただけて励みになった。また明日からの第2局で頑張っていければ」と、それぞれ函館の印象と明日への意気込みを語りました。

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18時から前夜祭が行われました。北海道新聞社の小林亨・専務取締役は「明日からの対局はシリーズの流れを決める重要な一局になる」、日本将棋連盟理事の行方尚史九段は「熱烈な歓迎に、街をあげての対局になると感じた」とあいさつ。函館市の大泉潤市長は「お二人の対局を市民をはじめ多くの将棋ファンが楽しみにしている」と歓迎の言葉を述べ、株式会社北海道伊藤園の森川博行・代表取締役社長は「お~いお茶がお二方の素晴らしい一手につながれば」と話しました。乾杯の発声は北海道ガス株式会社の大槻博・代表取締役会長が行いました。

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(北海道新聞社 小林亨 専務取締役)

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(日本将棋連盟理事 行方尚史九段)

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(函館市 大泉潤 市長)

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(株式会社北海道伊藤園 森川博行 代表取締役社長)

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(北海道ガス株式会社 大槻博 代表取締役会長)

検分を終えた両対局者は主催紙の取材に応じました。

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■藤井王位
――函館は初めてですか。
「そうですね。北海道には対局でも何回も来ているんですけど、函館は初めてになります」
――どういう印象を持ちましたか。
「まだまだ来たばかりではあるんですけど、五稜郭タワーから五稜郭や函館の街並みを見ることができました。函館は港町で歴史的な建物も多く残っているという印象があります。じっくり散策する機会があればと思っています」
――明日からの第2局、抱負を聞かせてください。
「後手番で迎えることになるので、まずは序盤で後れを取らないようにして、中終盤が難解な将棋を指せるように頑張りたいと思います」

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■渡辺九段
――毎年、函館で子どもたちに将棋を教えていらっしゃいます。今年は例年と違う雰囲気がありましたか。
「人が多いかなと思いました。函館にはここ7、8年は来させてもらっています。元々は競馬のついでに将棋を教えてもらえないかっていうところから始まったんですけど(笑)、もう長く来ていて結構、愛着がある土地です。そこでタイトル戦を戦えるのは、以前にも1度はやってはいるんですけど、今回はまた違った気持ちもあります」
――教えていた子どもが大きくなり、自分でチケットを買って応援に来られていると思います。
「そういうことがあるのであれば、それはすごい嬉しいかなとは思います」
――第2局に向けての抱負を教えてください。
「第1局は残念な形ではありましたが、始まったばかりなので、ここから仕切り直して頑張っていきたいと考えています」