2024年7月16日 (火)

前日取材

検分を終えた両対局者は主催紙の取材に応じました。

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■藤井王位
――函館は初めてですか。
「そうですね。北海道には対局でも何回も来ているんですけど、函館は初めてになります」
――どういう印象を持ちましたか。
「まだまだ来たばかりではあるんですけど、五稜郭タワーから五稜郭や函館の街並みを見ることができました。函館は港町で歴史的な建物も多く残っているという印象があります。じっくり散策する機会があればと思っています」
――明日からの第2局、抱負を聞かせてください。
「後手番で迎えることになるので、まずは序盤で後れを取らないようにして、中終盤が難解な将棋を指せるように頑張りたいと思います」

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■渡辺九段
――毎年、函館で子どもたちに将棋を教えていらっしゃいます。今年は例年と違う雰囲気がありましたか。
「人が多いかなと思いました。函館にはここ7、8年は来させてもらっています。元々は競馬のついでに将棋を教えてもらえないかっていうところから始まったんですけど(笑)、もう長く来ていて結構、愛着がある土地です。そこでタイトル戦を戦えるのは、以前にも1度はやってはいるんですけど、今回はまた違った気持ちもあります」
――教えていた子どもが大きくなり、自分でチケットを買って応援に来られていると思います。
「そういうことがあるのであれば、それはすごい嬉しいかなとは思います」
――第2局に向けての抱負を教えてください。
「第1局は残念な形ではありましたが、始まったばかりなので、ここから仕切り直して頑張っていきたいと考えています」