お~いお茶杯第62期王位戦七番勝負第3局 Feed

2021年7月21日 (水)

△3四歩

41手目▲4五歩と仕掛けて以降も、両対局者の指し手は止まりません。1日目の午前中で、早くも手数は50手を超えました。控室では井上九段と大石七段が継ぎ盤で検討しています。

井上九段
(井上慶太九段)

大石七段
(副立会人の大石直嗣七段)

継ぎ盤
(検討の一場面。53手目▲6六銀に代えて▲4八飛は△2九角が有力視されていた)

第3局の舞台「中の坊瑞苑」は1868(明治元)年の創業。温泉街の中心にあり、有馬温泉の中でも有数の老舗旅館です。場所は神戸電鉄「有馬温泉」駅から徒歩5分。大阪から直行バスを利用すれば1時間ほどで到着します。

王位戦が行われるのは、1982年の第23期から数えて今年で39回目になります(第58期は改装工事のために未開催)。

瑞苑

ロビー

雪月花

庭

鯉

【中の坊瑞苑】
〒651-1401神戸市北区有馬町808(TEL:078-904-0787)
http://www.zuien.jp/

▲4五歩

時刻は11時を回り、早くも藤井王位が4筋から仕掛けました。▲4五歩は△同歩▲同銀とぶつけていく狙い。ここまで両者、目立った長考がないため、研究の範囲内であることがうかがえます。

▲4五歩までの消費時間は▲藤井王位53分、△豊島竜王40分です。

藤井王位
(1日目の午前中から早くも戦いが始まった)