第60期王位戦七番勝負第6局 Feed

2019年9月 9日 (月)

立会人の先崎九段、副立会人の佐々木勇七段と陣屋の庭と周辺を散策しました。

Img_6633 陣屋には50回ぐらいは来ている、という先崎九段に案内してもらった。将棋の仕事抜きでプライベートでも何度も訪れているとのことだ。

Img_6649 昔はタイトル戦というとテレビの撮影スタッフなども大勢いて、鶴巻温泉界隈の居酒屋、スナックが関係者で一杯になっていたとのこと。

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Img_6661 外はフェーン現象で猛烈な暑さ。10分ほどで帰ることにした。

Img_6644看板前で記念撮影。

24図は10時40分過ぎの局面。
散策から戻ると図の局面で木村九段が手を止めているところで、先崎九段はさっそく検討を始めました。
「形は玉を寄るか上がるかなんですよ。▲6八玉は△7四歩から攻められる形になったときにバランスがいい。でも、△3五歩▲2七銀△8四飛からひねり飛車みたいに指されたときに進展性がない。▲6九玉は▲6八銀~▲7九玉と進展性はありますけど、△7四歩のときがどうか」(先崎九段)

10時過ぎ、対局者におやつが運ばれました。注文は木村九段が「練り切り」と「コーヒー」。豊島王位が「季節のフルーツ」で飲み物の注文はありませんでした。

Img_6612 練り切りとコーヒー。

Img_6599 季節のフルーツ。

Img_6622 撮影用の和菓子は佐々木勇七段に食べてもらった。

16図は9時40分の局面。
豊島王位は△9四歩の一手に20分使いました。序盤であまり時間を使わない豊島王位がこれだけ考えるのはあまり見ません。序盤の重要な局面のようです。副立会に佐々木勇七段は、この△9四歩を予想し、詳しく解説していました。以下、棋譜コメントの抜粋です。

「木村さんが用意していた作戦だと思います。先手は棒銀にするつもりではなく、腰掛け銀を目指していると思います。後手は次に▲4六歩とスムーズに突かれたくないので、△9四歩と突いてみたいです」(佐々木勇七段)
詳しい変化の解説は棋譜コメント15手目をご覧ください。

Img_6597 序盤から熱心に解説する佐々木勇七段。

おはようございます。
陣屋の朝は曇り。庭には葉っぱや小枝が乱れ落ち、台風の爪痕を感じさせます。日中は晴れて真夏日になる見込みです。

【1日目のスケジュール】
9:00 対局開始
10:00 午前のおやつ
12:30 昼食休憩
13:30 対局再開
15:00 午後のおやつ
18:00以降 封じ手

Dsc_0052 陣屋の朝食。