第60期王位戦七番勝負第6局 Feed

2019年9月 9日 (月)

15時を回り、対局者におやつが運ばれました。注文は木村九段が「チョコレートケーキ」と「アイスコーヒー」、豊島王位が「練り切り」と「抹茶」です。

Img_6778 チョコレートケーキとアイスコーヒー。

Img_6616 練り切りと抹茶。

例によって、撮影用のケーキは佐々木勇七段に食べてもらいました。

Img_6788 「私、食べてばっかりですね。大丈夫かな?」(佐々木勇七段)
「大丈夫だよ。若いんだから」(先崎九段)

明日の大盤解説会のプレゼント用に先崎九段と佐々木勇七段が揮毫しました。

Img_6728

佐々木勇七段はこちらの5枚。

続いて先崎九段は何を揮毫するか考えて一計を案じた模様。

Img_6726_2 最初に書いたのがこちらの2種。
揮毫するのに自然な言葉ですが、実はある共通項があります。そして、最後の1枚も同じ共通項を持つ言葉ですが、何が書かれているか予想してみてください。正解は一番最後に載せておきます。

続いて、前日に書かれた両対局者の揮毫です。

Img_6771 豊島王位はこの3種を2枚ずつ。1枚は陣屋さんに寄贈されます。

Img_6768 木村九段はこの6枚。木村九段らしい遊び心あふれる1枚がありますね。





さて、先崎九段の揮毫の最後の1枚はこちら。共通項が何かは言うまでもないでしょう。

Img_6727

Img_6747 木村九段は再開時刻の10分ほど前に入室。

Img_6748 凛とした姿勢から気迫が迸っているように見えた。

Img_6751 豊島王位は再開の2分ほど前に戻って来た。

Img_6756 両者が向かい合うと一瞬で対局室の空気が張り詰めた。

Img_6760_2 再開が告げられても豊島王位は考え続けていた。

豊島王位は再開から12分、休憩前と合わせて48分の考慮で△7四歩と突きました。

25_212時30分、図の局面で豊島王位が36分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲木村2時間4分、△豊島1時間11分。昼食の注文は両者ともに「陣屋特製豚漬け重」と「抹茶」です。対局は13時30分に再開します。

Img_6731 陣屋特製豚漬け重。

Img_6734 地元ブランドの「やまと豚」が使われている。

25前図から木村九段は1時間11分の長考で▲7六歩と突きました。角がぶつかって緊張感が高まっています。この手は控室で検討していた佐々木勇七段が本命視していた手。この先の読み筋を図面で紹介します。

▲7六歩以下、△3五歩▲2二角成△同銀▲7七桂で参考1図。

29上図から△5五飛▲6六角△5四飛▲3五銀△6四歩(参考2図)は長い戦いになる。「いい勝負だと思います」と佐々木勇七段。

34戻って参考1図から「△3三桂が練習将棋で本田奎四段に指された手」と佐々木勇七段。以下▲8五桂△3六歩(参考3図)で激しい戦いになるとのことです。

32