第60期王位戦七番勝負第6局 
2019年9月 9日 (月)
揮毫
明日の大盤解説会のプレゼント用に先崎九段と佐々木勇七段が揮毫しました。
佐々木勇七段はこちらの5枚。
続いて先崎九段は何を揮毫するか考えて一計を案じた模様。
最初に書いたのがこちらの2種。
揮毫するのに自然な言葉ですが、実はある共通項があります。そして、最後の1枚も同じ共通項を持つ言葉ですが、何が書かれているか予想してみてください。正解は一番最後に載せておきます。
続いて、前日に書かれた両対局者の揮毫です。
豊島王位はこの3種を2枚ずつ。1枚は陣屋さんに寄贈されます。
木村九段はこの6枚。木村九段らしい遊び心あふれる1枚がありますね。
さて、先崎九段の揮毫の最後の1枚はこちら。共通項が何かは言うまでもないでしょう。
対局再開
休憩中の対局室
1日目昼食休憩
佐々木勇七段の解説図
前図から木村九段は1時間11分の長考で▲7六歩と突きました。角がぶつかって緊張感が高まっています。この手は控室で検討していた佐々木勇七段が本命視していた手。この先の読み筋を図面で紹介します。
▲7六歩以下、△3五歩▲2二角成△同銀▲7七桂で参考1図。
上図から△5五飛▲6六角△5四飛▲3五銀△6四歩(参考2図)は長い戦いになる。「いい勝負だと思います」と佐々木勇七段。
戻って参考1図から「△3三桂が練習将棋で本田奎四段に指された手」と佐々木勇七段。以下▲8五桂△3六歩(参考3図)で激しい戦いになるとのことです。