第60期王位戦七番勝負第3局 Feed

2019年8月 8日 (木)

Oui201908080101_38 継ぎ盤では以下▲6八角△5三角▲3六銀△3五歩▲4五銀△4四歩▲3四銀△同金が進行の一例として示されました。これは類型の変化も指されたことがあるそうで、後手は次に△3六歩から桂を取りにいくのが楽しみとして残ります。

Oui201908080101_39そんな中、実戦は▲3六銀と進軍しました。角を取られることを甘受した、攻め志向の一着です。

Img_2036_1400 (継ぎ盤は真剣な表情のほか、このように和やかな雰囲気も)

Img_2009_toyo01 (対局前日、関西から移動する豊島王位。すぐ後ろには記録係の服部三段)

2019080835図の局面で木村九段が21分考えて、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲豊島1時間47分、△木村1時間17分。昼食の注文は、豊島王位が松花堂弁当、木村九段は海老ピラフと野菜のブイヨンスープとサラダ、パン。対局再開は13時30分です。
Img_9677(豊島王位が注文した松花堂弁当)
Img_9684(海老ピラフと野菜のブイヨンスープとサラダ、パン)

2019080833昼食休憩前、豊島王位は▲4五歩と突っかけました。手がモニターに映ると控室のゆっくりとした空気が一変。「封じ手まで早い展開もありえますか」との声が上がりました。
Img_9675(継ぎ盤を挟むのは、深浦九段と観戦記者の鈴木宏彦さん)

201908083212時前の局面です。控室では「じっくりした将棋になりそう」との声が聞かれます。
後手は△4三金左でバランス重視の駒組みを見せました。先手はどのように駒組みをすすめるでしょうか。
Img_9671(深浦九段は今後の展開を読み進める)